小説『GM』全取材ノートvol.6。20230330thu277_一章二稿
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面接の時間は迫っていた。男は菜の花畑から立ち上がって、地図アプリの女の声に従って目的地に行くことに決めた。
向かってきた高速の側道を道なりに自転車のペダルを踏み始める。すると地図アプリの女は案内方向を正しい方角にもどした。このまま走ればあと五分で目的地に到着する距離だった。青い空は、急に黒くなり始めた。
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