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小説 舞闘の音 シリーズ

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音楽は耳から体内に侵入し、あらゆる臓器に作用する——此処では音楽によって士気を高められた兵士が、両刃を仕込んだ義手を武器に戦場で舞っていた。 指揮官の鳴らす音楽に心酔していた私は…
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記事一覧

小説 舞闘の音 第一幕(五)

頭の中に静かに音楽が流れ始める。これは作戦開始2分前である事を意味していた。 まるで砂漏…

夏八木葵
2日前
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小説 舞闘の音 第一幕(四)

その通信塔を無事制圧できたので私達はその見晴台で休息を取ることができているし、其処の設備…

夏八木葵
1か月前
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小説 舞闘の音 第一幕(三)

その後、私は、病院のような研究機関のような、妙な施設で目を覚ます事になる。其処では白衣を…

夏八木葵
1か月前
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小説 舞闘の音 第一幕(二)

その人は何曲か演奏して一通り毒を撒き散らした後、気が晴れたのか、歌とは真逆に思える繊細な…

夏八木葵
2か月前
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小説 舞闘の音 第一幕(一)

此処は砂漠。砂漠の上に建つ都市。 抜けるような青空の下、地平線の彼方まで黄金色の巨大な砂…

夏八木葵
4か月前
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