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妖怪にしか見えないの

これは私の経験に基づく私見ですので、きちんと検証をしたものでない内容である事をご理解いただけますようお願いします

ようかい
【妖怪】人知では不思議と考えられるような現象。特に、ばけもの。 「―変化(へんげ)」Oxford Languagesの定義

ピカソの「ゲルニカ」の実物を美術展で初めて観た時、余りの衝撃に動けなくなった

混雑していて人波に従うしかない美術館の動線なんて気を遣えない

目を奪われて、そこには「ゲルニカ」と私しか居ない世界

息を呑み、金縛りにあったように立ち尽くすしかなかった


何かを極めた人物

それが素晴らしい事でもそうでなくても

凡そ同じ人間の成せる業なのか?と思うような事柄をやり遂げた人達

歴史上の偉人や独裁者や犯罪者

後世に名を残すような芸術家や学者や政治家

動画でなくて写真や人物画でさえ、私には同じ人間に見えない

どうしようもなく惹きつけられる魅力や、どうやっても恐怖を覚える人相が

見れば見るほど、妖怪にしか見えなくなる


そんな感覚は、いつからあったのかわからないけれど、「ゲルニカ」の衝撃からハッキリと感じるようになった

それからこの現代に生きている人にも、思う事がある

テレビなどでしか見ない有名人や著名人はスッカリ

会話出来るような知り合いでも

何かを極めたり、信念を貫いたりしている人

美醜ではなく

だんだん顔が人間の張りぼてか仮面を被ったように見えてくる


人間の姿をしていて、俗な日時会話をしているのに

人間を超越しているとしか感じられない

そんな感覚に陥る事がありませんか?


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