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日向あおい
2016年11月26日 05:29
斎藤環さんの『承認をめぐる病』を読む。 昨今の社会、とりわけ若者たちの間に蔓延する「承認依存」と「コミュ力偏重」の病理について書かれた本である。著者はひきこもりの治療を専門とする精神科医だ。 本の中に、こんなことが書かれている。“それでは、何が若者の「不幸」と「幸福」を分けているのか。 おそらくそれは「仲間」の存在である。 (中略) ひきこもりの臨床経験からいいうることは、多くの若