日向あおい

この人生が終わったら猫になるんだ。

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新たなる支配者ってそれのことだったのか。

 『ジュラシックワールド/新たなる支配者』を観てきた。  結論から言うと、拍子抜けの作品であった。  イスラ・ヌブラルに閉じ込められていた恐竜たちが世界へと解き放たれたうえで「新たなる支配者」というサブタイトルをつけるからには、恐竜による現生生態系への影響や、恐竜の脅威に対する人類の奮闘のようなものが描かれるのではないかと私は予想していた。現生生物とニッチの重複する恐竜はたくさんいるだろうし、巨大な雷竜なら歩いただけで甚大な農業被害が出るだろう。もちろん、大型肉食恐竜による家

    • ダイオウは必要な存在だったかもしれない。

      ひさしぶりに、けものフレンズについて書くことにした。けものフレンズ3のメインストーリーにおいてジャパリパークを危機に陥れていたダイオウセルリアン(以下、ダイオウ)を「倒してはいけない」と、セーバルが警告していた理由について考えていて、もっともらしい答えがひとつ見つかったからである。 さきに断っておくけれど、その「答え」は、たぶん、けものフレンズ3のシナリオが想定しているものとは異なっている。「ジャパリパークで起きる出来事はたいてい現実の動物園で起きていることのメタファーであ

      • ライス×ブルボンが尊い。

        ヲタクがなんらかのコンテンツを享受する際の習性のひとつに、作品に登場する任意の2人をカップルにしてイチャコラさせる「カップリング」という行為がある。 今年、爆発的な人気を博した「ウマ娘プリティーダービー」においても、ご多分に漏れずさまざまなカップリングが行われている。モデルとなった馬が孫と祖父の関係にあるゴールドシップとメジロマックイーンの組み合わせ、異母兄弟の関係にあるサイレンススズカとスペシャルウィークの組み合わせ、同期のライバルとして何度も名勝負を繰り広げたウオッカとダ

        • 「完璧」が作れないからおもしろい。

           Cygamesからリリースされているアプリゲーム「ウマ娘プリティーダービー」にドはまりしている。朝起きた瞬間からアプリを起動し、仕事に出かけるまでの小一時間で朝食もそこそこにウマ娘の育成を試みるくらい、生活を侵食されている状態である。仕事以外はほとんどウマ娘のことを考えていると言っても過言ではない。  アプリゲームにこれほどのめりこむのははじめてのことだ。今、ほかにプレイしているアプリゲームには「けものフレンズ3」があるけれども、これに関しては「けものフレンズ」というメディ

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        • ポケモン二次創作
          14本
        • 評論
          2本
        • 短編小説
          3本

        記事

          ほんとは一人遊びが苦手かもしれない。

          アプリゲームが長続きした試しがない。 もともと、コンシューマーゲームでもストーリーを楽しめれば満足で、クリアしたらそれでおしまいになることが多い。周回などの「やり込み」をあまり楽しめないタイプである。ストーリーを進めるために必要だから頑張るけれど、できればレベリングなども最小限がいい、と思ってしまうほうだ(じゃあゲームなんかやんないで映画でも見てろよ、と言われたら返す言葉もない)。だから、ガチャを絡めつつ周回すること自体がメインの遊び方となることの多いアプリゲームは、いつも

          ほんとは一人遊びが苦手かもしれない。

          私がPPPを好きなわけ

          「けものフレンズ」にはまってもう2年になる。 こんなに長く連続的に、ひとつのコンテンツを集中して追いかけたことなんてはじめてのことだ。長く愛しているポケモンにしてもゴジラにしても、新作公開の前後に盛り上がるものの、平時はそうでもなかったりする。」けものフレンズ」は、それだけ特別なコンテンツになっているらしい。 そんな「けものフレンズ」に登場するフレンズのなかでも、PPPの面々に注ぐ愛情はより深い。プリンセス、コウテイ、ジェーン、イワビー、フルルの5羽のペンギン(そしてマ

          私がPPPを好きなわけ

          ジャパリパークは動物ファーストの場所ではなかったかもしれないという話

          先日、アプリ・アーケード連携型のゲーム『けものフレンズ3』アプリ版の新ストーリームービーカットが公開された。 その映像のなかにひっかかる点があった。それは、私がかねてから抱いている疑念、すなわち、「ジャパリパークはそもそものはじめから“動物ファースト”な施設ではなかったのではないか」という疑念を補強するものであった。よい機会なので、今日はそのことについて書く。 映像のなかでは、作品の舞台となる動物園、ジャパリパークの建設された島が、“観測史上前例のない早さで”形成されたこ

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          ジャパリパークは動物ファーストの場所ではなかったかもしれないという話

          けものフレンズわーるど感想

          6月24日まで池袋パルコで開催されている「けものフレンズ」のコンセプトデザイン展「けものフレンズわーるど」に行ってきました。作中では推測するしかなかった設定を確かめることができたり、制作過程の一端を知ることができたりととても充実した時間を過ごすことができました。 今日は、「けものフレンズわーるど」で知った設定なども踏まえて、あらためて「けものフレンズプロジェクト」について考えてみたことを書きたいと思います。  なぜかばんとキュルルの2人が必要だったのかまずは、アニメ『けも

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          けものフレンズわーるど感想

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          『けものフレンズ2』は『けものフレンズ』を否定しているのか。

          『けものフレンズ2』(以下、「2」と表記します)の物語の特徴として、フレンズのつく嘘やフレンズ同士の対立など、「フレンズそのものの振る舞い」がキュルルの旅を妨げる障壁となって現れる点が挙げられます。毎回キュルルたちがフレンズたちの振る舞いによって「迷惑」を被る形で、物語は進んでいきました。大きな川や迷路といった外部の障壁にフレンズたちが協力して対処したり、フレンズの「困っていること」を解決したりして物語が進行していた『けものフレンズ』(以下無印と表記します)とは、この点が大き

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          『けものフレンズ2』は『けものフレンズ』を否定しているのか。

          リーリエの手持ちポケモン、どう考えてもほしぐもちゃんを守るための構成だ。

          リーリエの手持ちポケモン、どう考えてもほしぐもちゃんを守るための構成だ。

          リーリエ・グラジオとルザミーネ親子の確執の物語は、やっぱり無印くらい重いのが正解だったかも。

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          リーリエ。

          リーリエ。

          ちゃおちゅーる。

          ちゃおちゅーる。

          猫じゃらし

          猫じゃらし

          思うところがあってアイコンをかばんちゃんにしました。

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