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ジャイアント・アイス(H.Iちゃん)
この記事は2020年7月12日にホームページにて掲載したものです。
この日のHちゃんは、まず「テレビを作りたい」といって、大きめの段ボールに穴をあけた。
そして得意の混色でお気に入りの色をいくつか作ると、機嫌良くテレビの外枠を塗り始めた。
(余談だけど、今どきの子どもたちが工作する電化製品の形が面白い。スマートフォンからパソコンまで、どれもとても薄いんだ。
ダイアル式の黒電話なんて誰も作らないし、テレビだってブラウン管型の様な厚ぼったいボディは作らない。薄型スリムボディに仕上がるのです。
先日、厚紙を半分に折り曲げて、ノートパソコンって言ってる子がいた。「そんなに薄いパソコンなんてないよ」って心の中で思っていたけど、後日、電気屋で新型のSurfaceを見たときは、その製品の薄さに本当に驚いたものです。そりゃ子どもの工作も薄くなるよね。長い余談おわり)
テレビの絵の具がなかなか乾かずに時間を持て余したHちゃんは、「アイスつーくろ」とぽつりと呟き、色画用紙を丸め始めたよ。
大きなアイスを作ってみたいんだって。
ジャイアントコーン顔負けの、ジャイアントなアイス。
写真だとちょっとわかりにくいんだけど、画用紙の上にも絵の具のトッピングがされていて、すごく美味しそうなんだ。
特製のアイススタンドを首から下げれば、ほら出来上がり。
左から、れもん味、めろん味、ふつう味(ふつう味!)だって。
実はHちゃん、去年の夏にもアイスクリームを作ってる。
去年のアイスは、平面作品だった。
1年経って、発想も作品も、なんだかお姉さんになったね。