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とうきょうえき(K.Yくん)
この記事は2019年5月27日にホームページにて掲載したものです。
「ぼくな、ゆめのなかではな、いつも とうきょうに すんでるねん。
とうきょうえきはな、4りょうもでんしゃがおるねん。」
Kくんの集中力には、ほんとうにいつも驚かされる。前回は空港を作った。
そして今回は、約3時間をかけて、東京駅を作り上げた。
一番の見所は、なんと言ってもこの4本の線路。
途中、疲れて「誰かやってくれ」なんてこともぶつぶつつぶやいていたけど(笑)、けっきょく全部自分ひとりの力で切って貼ってをやってしまった。
ほんとうにすごい。
4本目、最後の線路の画用紙にとりかかる最中、彼は目を輝かせて僕に言った。
「うわ!せんせい、ぼく すごいこと発見した。
これな、紙をかさねて切ったらな、めちゃくちゃ早いわ!」
そう。
今までKくんは、1本1本丁寧に切っていくスタイルで、あの長い線路を組み上げていたのだ。僕はそれを横目でずっと見ていたよ。(いじわるではない)
Kくん、とってもいいことに気が付いたね。
次の作品が楽しみです。
さてこの東京駅。線路の他にも、ホームに繋がる階段や、窓などにも彼の細かいこだわりがたくさん表れていて楽しい。
ホームのベンチと案内板は、Kくんの姉が器用に作り上げて寄贈していた。
帰ったら好きなプラレールを線路に並べて遊ぶんだって。
いいよなあ。
僕もいっしょに遊びたい。