#50 生徒が勝手に学び始める英語授業⑩教科書を学習しよう(教科書の内容理解編)
さぁ、今日も張り切っていきましょう。令和の新教育「生徒が勝手に学び始める英語授業」教科書の内容理解編です。どうぞどうぞ〜。
ちなみに、これまで授業に関する記事をマガジンにまとめてます。まだ読まれていない方は、こちらから呼んだ方がいいかもしれせん↓
Voicyでも話をしています
実は、Voicyパーソナリティを務めています。この「教えない授業」について先日話をしました(10分ほどなのでよければ通勤などで聞いてもらえると)。
「教えない」といえども、まったくの白紙の状態から生徒が学び出すなんていう甘い話はないわけで。それって野球道具(教科書)だけ渡して、じゃあ2ヶ月後に試合(定期テスト)するからよろしく!って言っているようなもので。
ある程度は生徒たちに理解させて、下地を作ってそのあとは生徒たちの自主性に任せる。そのトレーニングは自分たちが決めて(選んで)、それぞれの負荷を決めていくイメージです。
そのサイクルを繰り返しながら、最終的な目標である自律した学習をできるようにしていく。生徒たちは社会に出て勉強をするときに教えてくれる人はほぼほぼいません(お金払えばいるんだろうけど)。独学でもある程度は自分で学べるように、授業でもっていく。そのとき(勉強が必要になったときに)「え?英語ってどうやって勉強すればいいん?」では話にならないわけで。
ちなみに、今教えている中学校1年生の授業での目標は、「洋書を読むこと」です。家にいっぱいあるし、持って行こうかなと。2学期はういう生徒が3割ほどを目指す。3学期は6割以上いたらいいかなくらいの授業をデザインしています。社会(今回は洋書ね)と今学校・教室で学習している英語が繋がったら中2の勉強に向けて一気に弾みがつくと考えています。
3周目・教科書の読み取り
というわけで、教科書の内容理解に入りましょう。教科書の読み取りです。ここでも教科書をざっと理解します。0.5周目から2周目のおかげで居易箇所の大枠は理解できています。そこで、英語で入ってきたものを日本語で理解する作業を行います。
教科書の内容理解というと、教科書を読む→英文のTrue or False(ないよ似合っていたら◯を間違っていたら✖️をってあれね)だとか、英問英答とかありますが、これってとにかくレベルが高い。
スモールステップで少しずつ階段を登っていきたいのに、1段登ったら次は5段目をノーステップで登れっていっているようなもんです(特に英問英答なんて知っていないといけない知識山ほどある)。
だから、できるだけスモールステップで、ざっと教科書を理解できる方法として、リスニングの後に日本語で質問をして答えたり、教科書の内容に関する( )穴埋めをしたりする。これなら、かなりいける。
私の授業は、3周目はユニット2つくらいであれば1時間の授業で終わらせちゃいます(New Horizonを想定しています。それ以外の先生方すみません)。
生徒のわかりやすさを徹底しよう。
生徒たちにとっては、「今日英語の授業何するんだろう・・・」よりも、
「はい、今週は単語しかしないよ。でもがっつりやるからね」
「今日は、教科書の読み取りしかしないよ、がんばってユニット2つ分集中しようね」
「今日から2回の授業で教科書のテスト範囲をリスニングでざっと聞くよ」
のほうがわかりやすいと思うのです。その流れを4月にでも説明しておけばなおさら。しかもね、だいたい中学校ごとのテスト範囲って大きく変わらないじゃないですか。去年は中間テストが20ページだったのに、今年は40ページになることなんてない。4月の時点で「このくらいまでは学習するよ〜」みたいな大枠を伝えておくのも良い。
今回のnoteではこのあたりにしておきます〜!
ちなみにライティングの授業実践が本になりました。明治図書から出版しています。参考になれば↓
スピーキング活動にお悩みの方は、こちらもぜひ参考にどうぞ。新刊です。
ではでは。