大好きな本と、スケッチのこれからの話。
ひとくちに『スケッチ』と言っても
様々なスタイルがあると思う。
下絵や気楽なお絵描き
風景や頭の中のイメージをざっくりと描きおこしたものなどを
「スケッチ」と呼んでいる人もいると思います。
私の場合は
・何かを観察しながら描いた
・下書きはなし
この2つを満たしていれば
私は自分の描いたそれを「スケッチ」と呼んでいる気がする🧐
そして
1ページにつき1つのスケッチ、など
スケッチブックの使い方も人それぞれだと思います。
私は、日々の小さなスケッチと書き文字で
ランダムにページを埋めていくやり方をとっています。
このスタイルに関しては
「これはきっと、あの本の影響だなぁ」
と感じている一冊があったりします。
それが、幻冬舎から出ている望月聖子さんの
📖『日本の12か月を食べる、遊ぶ、暮らす。』です。
とても素敵な本なので紹介させてください。
📣以下3枚の画像は本からの引用です。
見ての通り、鮮やかな手描きのイラストが
ページの上に所狭しと配置されていて
眺めているだけでワクワクしてくるんですが…
このイラスト盛りだくさんのページが
1ヶ月につき12~14ページも(!)ある。
圧倒されるほどの、ものすごいイラストの量。
それがフルカラーで、12ヶ月分続くんです。
植物、動物、虫たち、食べること、暮らすこと。
四季折々のその時にしか出会えないものを
丁寧に拾い上げて描いてらっしゃって。
恐らくどれもが色鉛筆をメインに描かれているのですが
素朴で可愛らしく、本当にあたたかいのです。
しかも、添えられた文によると
望月さんはこのイラストを描いていた当時
既に70歳を超えてらっしゃるのだけど
本当に快活で、日々の暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきて。
日常を見つめる目の温かさ、丁寧さに感動すると同時に
「私もこんな風にずっと絵を描いていたいな」
なんて思えて
望月さんを尊敬すると共に
なんだか勝手にすごく励まされたのでした。
もし手にとる機会があったなら
どうぞ読んでみてほしい素敵な一冊です。
⚠️虫のイラストも多いので
苦手な方には向かないかもしれません。
手描きのスケッチの詰まったノートのページは
水や空気を含んでは乾いて、少したわんでいます。
それが、見返す度にとても愛おしくて。
30日間やっただけでも
このどこにでもあるノートが宝物になってしまったのだから
それが1年分にもなったとしたら…
と思うだけで、なんだか嬉しくなってしまう。
私にとって、今やすっかり日常の一部となったスケッチ。
きっと1年はあっという間だと思う。
何も気負わずに、このままのんびりと続けていけたらいいな。
そうして1年が経つ頃には
私のスケッチブックも望月さんの本のように
誰かに日々の美しさや温かさを伝えられるものに育っていれば
とても嬉しい。
これからも、楽しみながらぼちぼちやっていきますね。
30日間チャレンジ以降の日常スケッチは
このマガジンに随時追加しているので
👇️もし良かったら覗いてやってみてください☻
読んでくれて、ありがとう。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?