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映画「オクス駅お化け」感想
少し前から気になっていた映画だったんだけど、U-NEXTにしかなかったので、なかなか見ることができなかった。(本当は契約したい)だけど、なんかアマプラに唐突に来ていたので見ることにした。
あらすじ
駆け出しのウェブニュース記者のナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として、アクセス数を稼ぐため、地下鉄オクス駅での人身事故の記事を書くことに。取材を進めていくと被害者以外に「線路に子供がいた」という奇妙な目撃談がでてくる。ある目撃者は、取り憑かれたように謎の数字を連呼するのだった。事件の真相を追ううちに、二人の周囲で次々とおぞましい怪死が起こり始める…。
感想
なんかよくある感じのホラーだなあという、既視感をバリバリに感じながらみていた。事件がある意味で解決して話が終わったのか、と思ったら実は終わっていなくて、そこからスタッフロールまでの展開が、そう来るか!という面白さがあったね。終わり方がいいから映画全体の印象が良くなるよね。
脚本がリングの高橋洋が参加しているからか、韓国映画というよりはJホラー感が強く出ていたのかな。既視感はそういうJホラーの文脈からきているものかもしれない。井戸がキーとして出てくるのはいかにも日本的に感じられるんだけど、井戸が幽霊や恐ろしいものとして感じられるのは、日本特有なのだろうか。風水が関わってそうな気もするけど、アジア圏でも似たような感じなのだろうか。よくわからない。
気になったのは、ジャンプスケア(びっくり演出)が比較的多めだったのがあんまり好みではなかった。ビビりだからマジで嫌いなのよ😭
既視感のあるホラー
この映画は、ゴシップサイトの記者ナヨンがPV求めて地下鉄オクス駅の事故とその背後にあるものを追っていく形で進む。その過程で「子供」が関わっていることが示され、関係者がどんどん駅で死んでいく。駅には何か得体の知れない秘密が隠されている。それを見つける時、事件は解決する。と思われたが……。
なんというか、ちゃんとしているホラーがゆえに、ホラーが好きな人ほど驚かされ演出だとか、幽霊襲われ演出だとか、なんか見たことある感が出てきてしまうのかもしれない。もちろん、現代ホラーというジャンルの映画ではあるので、それが悪いわけではないとは思う。
子供と井戸
ちょっとネタバレになっちゃうけど、子供が可哀想なストーリーは、逆になんか怖いと思うのが悪い気がしちゃうよね。子供の幽霊が出てくるってことは、間違いなく大人が悪いわけで、そういうのってやっぱり、怖いより可哀想が優先されちゃうよね。
あと書き忘れてたけど、井戸といえば日本ではリングの貞子じゃない。で、リングの高橋洋が参加しているからさ、このリングとは無関係な映画で井戸が出てくるのはなんかちょっと面白い方向に行っちゃうから、やめたほうが良かったんじゃないかなあとは思う。この映画のストーリーで本当に井戸が必要だったかと言われればそんなことはないと思うし。
おわりに
主人公のナヨン演じてた子が良かったね。よくいるような韓国美人って感じじゃなくて、すごい素朴な感じがするんだけど、かなり気が強いのが刺さるよね。最後のシーンでやってやったぜって感じで去っていくところも良かったよね。
80分だし、ちゃんとしているホラー映画なので、見て損することはないと思う。アマプラで見れるのでおすすめです。