フリーランスになりたい。「自分にもできるのか?」という漠然とした不安が出てきたら
こんにちは、河北です。
元保育士のキャリアコーチです。
少し前にクライアントさんから「河北さんみたいな仕事って私にもできますか?」と質問を受けました。
(河北みたいな仕事=お喋りを通してクライアントさんをサポートする仕事)
めちゃんこ嬉しかったんですよね。
「できますとも!一緒にがんばろう!!!」
と鼻息荒めにお返事しました。
フリーランスは救済措置だった
私の記事を読んでくださったことのある方はご存知かもしれませんが、私はキラキラした起業家ではありません。
保育士として働く中で自分を潰し、組織に適応できない自分を責め、社会からドロップアウト。
こうして社会から逃げ続けた先でフリーランスという働き方に出会い、起業をしました。
「持っているスキルを使って独立します!」
「夢だった仕事に挑戦!」
などといった夢も野心ももちろんない。
なんならもう、働きたくありませんでした。
私は仕事と仲良くできなかった。
仕事は私を潰してくる。
だけど働かなきゃ生きていけない。
あの時の私は、生きていくことはなぜこんなにもハードなのだろうと大絶望していました。
そんな中で知ったフリーランスという働き方に、私は希望を持ちました。
自分を消耗させず、犠牲にせず働ける方法を知った気がしたのです。
そして少しずつその働き方が板につきはじめ、やっぱり間違っていなかったと思っています。
決して楽にフリーランス(起業家)になれたわけではないし、簡単に稼げたわけではありません。
だけど上手くいかない人間関係に疲弊することもなく、自分ペースで働けるこの働き方に心から救われました。
私にとってフリーランスは生きていくための救済措置でした。
今も時々、あのまま会社員として身を粉にして働いていたらどうなっていただろうと想像しては、お腹のあたりがキリキリします。
「私にもできるのだろうか」
フリーランスという働き方を知り「こんな働き方ができたら最高だわ!」と思いました。
だけど調べるれば調べるほどに、もう成功しているスゴイ人たちが出てきて「私にもできるのだろうか」という漠然とした悩みが、期待の何倍も上回る大きさで押し寄せてきたのです。
「やっぱり無理なんだろうな」とそっとスマホを閉じた日も数えきれないほどありました。
だけど今なら言えます。
諦めなければ絶対できる。大丈夫。
この働き方は普通に生きていく中での標準のルートではありません。何かのきっかけで出会うもののように思います。
そして出会ってそのまま心惹かれるわけでもなくて。
「フリーランス」という働き方を知っても「ふーん」と通り過ぎる人もたくさんいます。
だけど私たちがフリーランスに興味を持つのは、会社員で働くことに不安や苦しさがあるからだと思うのです。そうでなくてもフリーランスに惹かれるなにかがあるのだと。
そして、もしかするとあなたは”フリーランスとして働いている自分”が想像できているのではないか、と思うんです。
人間は想像できるものは、手に入れられるそうです。
私は基本的に目に見えないものはなかなか信じられないタイプです。そこにきちんと自分が納得できるロジックが通っていないと気持ちがモゾモゾします。
だけど「想像できるものは手に入れられる」という言葉は好きです。本当にそうだと信じられるのです。
この話をするときに、私はよく芦田愛菜ちゃんを例に出します。
私は芦田愛菜ちゃんをビックリスペクトしているのですが、まなちゃんのようになりたい!まなちゃんみたいに才色兼備な女性に!と思ったことは一度もありません。
それは私がまなちゃんみたいな女性になる世界線を想像できないからです。
だけどフリーランスという働き方を知ったとき、対話セッションを提供してクライアントさんとぬくぬく過ごしている人たちを知ったとき、私が同じように働いている世界をありありと想像することができました。
手持ちのカードは保育士資格だけ、でした。
周りにフリーランスなんて働き方をしている人はおらず、フリーランスってものがどういうものなのかということも、全く知りませんでした。
それでも私にはイメージできてしまったのです。
今回クライアントさんが「河北さんみたいな仕事って私にもできますか?」と質問くださったのは、クライアントさんの中に、私のように働いている姿が想像できているということで。
あの時の私と同じように、イメージできちゃったのだと思うんです。
だからその方のことを絶対できると信じられるし、むしろ「できないわけなくない!!?☺️」とまで思っちゃうわけです。
まだまだ駆け出しで良かったと思いました。
「河北さんだからできたんでしょ?」と言われるレベルに私がいなくて良かったと。
手に届く、ちょっとだけ先をいくフリーランスでいられたことを、心躍るほど嬉しく思いました。
そのクライアントさんにとってもまた、フリーランスは救済措置だったから。
「私にもできるのだろうか」という不安の解消は
私や今回のクライアントさんのように、「フリーランスは救済措置」という人も少なくないように思います。
会社という組織で働くこととはチューニングを合わせられなかった人、ワークライフバランスを考えたときにどうしても会社員はむずかしい人。
それぞれの事情の中で、フリーランスという働き方に希望を抱いて。
そしてそのフリーランスの選択が「小さい頃からの夢だった起業に挑戦!」「スキルを使って独立します!」といった、メラメラ・キラキラしたものではない人ほど、「私にもできるのだろうか」という不安が大きくなりやすいのではないか?と思います。
ここで朗報なのですが、「私にもできるのだろうか」という不安は私の経験上ずっと消えないです。だから安心してほしいです。
そりゃ、「できる!」という確信を持ってから行動ができることが一番ですよね。大共感です。安心だし、安全だし、失敗するリスクもないし。
だけど、まだまだ駆け出しながら、ここまで歩んできてわかったのです。
「私にもできるのだろうか」という悩みは「できた!」と思えるまで消えることがない。そして、その「できた」の基準も曖昧だったりする。
だから「私にもできるのだろうか」という不安は持ったまま、安心して進んでほしいのです。
私自身、「私にもきっとできるはず!」という気持ちと「私にもできるのだろうか」という不安はずっとセットでした。
日によってどちらかの気持ちに傾くこともあれば、同じくらいの日もあったり。ごちゃごちゃした感情を抱えたまま、進んできたように思います。
私にとっては「まずは売り上げを立てる」ということが一つの目標でしたが、それまでの期間、1ミリの曇りなく晴れだった日は1日もありません。
ずっと不安でした。ずっと「私にもできるのだろうか」という不安がつきまとっていました。
だけど、想像しちゃったから。イメージできちゃったから。この働き方に希望を抱いちゃったから。
それを知る前には戻れなかったのです。
あなたもね、もしも想像ができているならできる日は必ずくる。それを信じていてほしいと思います。
そして「できるのだろうか」という不安があっても大丈夫です。ある意味これが普通なのかも知れません。不安な気持ちは抱えながら進んでいくものみたいです。そういうものなのだ、と覚えていてね。
これから先、もしも「やっぱりできないかも…」と不安になったら、私の発信をのぞきにきてください。ここで、「あなたにもできるよ」「私にもできたよ!」と言い続けていますね。
そして、私が力になれそうであればいつでも連絡してください。
まっていますね。
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