死にたいあなたへ
こんにちは。EAPメンタルヘルスカウンセラーの東山 葵と申します。
この記事にたどり着いたということは、Googleなどで「死にたい」と検索した、ということでしょう。
でも、もしかしたら「死にたいけど、止めてほしい」とも思っているのではないでしょうか。
今日はそんな方へ宛てたメッセージです。
死にたいけど、止めてほしいと思っているあなた。
公的なものでは混み合っていて繋がらないし、夜に死にたくなった時はやっていない。
だからいろいろと探してくれたと思います。
ここを見つけるまで 孤独で、とても苦しかったと思います。辛かったと思います。
本当によく頑張りましたね。
もう大丈夫です。一旦 深呼吸をして、私と一緒に考えましょうね。
①まず、あなたは今どこにいますか?
そこは、自殺できる道具があったり、高い所など、自殺ができる環境なのでしょうか。
もしそうなのであれば、すぐに離れてください。
②もしお家がそういった環境なのであれば、
お家に、他に誰か頼れる方はいますか?(ご家族など)
いる場合は、その方に事情を話し、ついていてもらいましょう。
③誰もいない場合
何度か踏みとどまれても、また死ぬことを考えてしまっているのではないでしょうか。
実は、私もつい最近まで同じ環境に身を置いていました。
「死ぬのなんていつでもできるんだから、とりあえず明日にしよう」と一旦眠り、
自分をだましだましやっていましたが、だんだん頭からちらついて離れなくなり、「死にたくてたまらない」という状態にまでなってしまいました。
私は、以前からメンタルを患っていました。
でも、自分の病気と上手くつきあっていきたい、私のような人の力になりたいと思い、カウンセラーの勉強を初めました。
そして無事、資格を取ることができました。しかし、いつも頭の中には「死にたい」がちらついていたのです。
遺書を書こうと思ったり、楽に死ねる方法を調べたり。
人間関係の事でメンタルが悪化したことをきっかけに他のことで気をそらすのが難しくなってきてしまい、「明日の朝を無傷で迎える自信がない」という思いに達するところまで来てしまいました。
しかし、そんな自分を冷静に見られている自分もいて、「これは まずい。誰かに止めてほしい」と思い、カウンセラーの教科書を開きました。
そこには
・危険な場所にいる場合は、すぐに離れるように促すこと
・一人にしないこと
と書いてありました。
そして、どちらも難しい場合は「警察に保護してもらう」と書いてありました。
びっくりしたかもしれません。
でも、怪我をしたら救急車を呼びますが、怪我をしていなくて保護してほしい場合は警察の管轄だそうです。
「恥ずかしい」「そんなの迷惑だ」と考えるかもしれません。
でも、いいんです。命より大事なものなんて、この世にありません。
そして、私の場合はどこにも怪我がなかったので、パトカーではなく普通の車で来てくれました。
大事(おおごと)にしないでくれたのです。その時は分かりませんでしたが、これなら隣近所に噂されることもないんだな、と今となっては分かります。
そもそも、「死のうとすること」自体が動物として不自然な話だそうです。
なぜなら、動物は本能的に子孫を残すようになっているから、自分から死ぬというのはありえないらしいのです。死のうとするのは、脳がエラーを起こしている状態だと。
脳がエラーを起こしているうちは、正常な判断は出来ません。だから、すぐに誰かに来てもらいましょう。
その人に、判断を任せるのです。
実際に警察の方が来てくれた時も、
「葵さん?今ひとり?大丈夫?」と聞いてくれました。ホッとして、「すみません…」と言いながら玄関で泣き崩れてしまいました。
そうしたら「大丈夫だよ。中に入ってもいいかな?」と声をかけてくれ、それまでに至った経緯を聞かれました。
最後に救急救命士らしき方(スクラブのような服を着ていたと思います。足元をずっと見ていたので、曖昧です)が来て、
「葵さん、よく電話くれましたね。本当に頑張りましたね。どこも怪我してなくてよかったです。」と言ってくれました。
とても安心して、ずっと涙が止まりませんでした。
最後に、連絡する時ですが、
・「110」を押して、
・繋がったら「事件ですか?事故ですか?」と聞かれます。
・私は泣き出してしまい、話せずにいると「じゃあ名前と住所は?」と聞かれました。
・名前と住所を言うと、「どうしたの?」と聞いてくれたので、
・「死にたくて…保護してほしいです」と涙声で訴えました。
その後に、「今 独りで家にいるか」「自殺できるものは部屋にあるか」など聞かれました。
そして「すぐに警察を向かわせるからね!」と言ってくれたので電話を切り、警察をぼんやりと待っていました。
その後は先程お話しした通りです。
あなたの悩みは人間関係ですか、お金ですか。
でも、あなたの命の前では全てちっぽけな問題です。
日本はとても冷たいように見えますが、しかるべきところに助けを求めたら、誰かが助けてくれます。
人間関係で悩んでいるならそこから引き離してくれたり、お金で悩んでいるなら救済制度を教えてくれたり。
自分ひとりでは分からないことを、その道のプロがたくさん教えてくれます。
だからまず、誰かに来てもらいましょう。
ここまで読めたあなたなら、冷静に110を押して、自分の状態を伝えられるはずです。
大丈夫ですよ、
私と一緒に、もう少し生きてみましょう。