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【本】『蛇にピアス』〜私の秘密本〜


「1番好きな小説は何ですか?」

と、聞かれて
1番に頭に浮かぶのは『蛇にピアス』な気がする

1番先に頭に浮かぶからといって
1番好きな小説なのかどうかは
よくわからない


私は生きてるなかで
よく『蛇にピアス』に戻ってくる

・孤独なとき
・先も、今でさえも見えなくなったとき
・外部の何かに飲まれそうになったとき
『蛇にピアス』を開く

ネガティブな状況のときだけではなくて
何もかもがバカみたいに上手くいってるときも

「読まなきゃ…!」

みたいな感じで『蛇にピアス』を開く(笑)


この本の内容は結構過激だと思う
…というか過激。


好き、嫌いがはっきり分かれる作品じゃないかな?


たぶん
ある一定数の女性はかなり好きだと思う
(男性が読んだらどう思うんだろう…?)


この本には


スプリットタン(舌先が蛇みたいに割れたやつ)
タトゥー、アルコール、暴力…



そんなものしか出てこない


私みたいな人間の
実生活では到底触れ得ないような
そんな世界



にもかかわらず
何かが私にぶっ刺さる
“金原ひとみ” がぶっ刺さる

この本を読む度に
自分の足元が見える感覚になる

どんなに辿り着きたいゴールを見つめても
まずは自分の足元を見て
一歩一歩踏み出さないと
ゴールまでは辿りつけない

そんなことはよくわかってる

でも私は頻繁に
その一歩一歩を見失いがちになる

だからそういう意味で
よくこの本に立ち返る


でも実は

まだ誰にも勧めたことない、この本。

なんか
誰にも見られたくない秘密みたいに
隠し持ってる(笑)

それは
この本の内容が過激だから恥ずかしい…
とかでは、たぶんなくて


なんか隠しておきたい自分の一部分になってる
というか…


もうそろそろ
また『蛇にピアス』をパラパラとめくり出す
時期がやってきそうな気がする

ちょうどnoteに書いたとこだし
また読んでみようかな




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