12 わたしと「本」
どーも、葵です☺︎
今回のテーマは「本」。
本っていろんなところに連れて行ってくれる
魔法のじゅうたんみたい。
みなさんは、
本を読みますか?
読む方は、
どんなジャンルの本を読みますか?
わたしは子どものころ、
読書が大っ嫌いでした。
両親は共に読書が好きでした。
お家には本棚がいくつかあって、
もちろんぎっしり詰まっていて…。
「本を読みなさい」
そう言われて育ちましたが、
何分、文字を読むことが苦手でした。
音読も嫌い。
つっかえちゃうから。
なぜ文字なんて読まなきゃいけないの?
つまらない。
そう思っていました。
小学校中学年のとき。
1冊の本との出会いがきっかけで、
少し本を読むことが楽しくなりました。
「感情移入をすること」を知ったのです。
本の中に入りこむ楽しさを
このとき初めて知りました。
知ったのですが。
とくに読書が習慣化することもなく、
たまーに急にむさぼるかのように
何かのシリーズを追っかける程度の
年に10冊未満の読書量が常という生活を
大学生になるまで続けていました。
わたしにとって
読書<バレエ
だったので、頭のなかに
活字を読むということが入りこむすきなんて
なかったのです。
かつ、
一度感情移入をしてしまうと
どうものめり込みすぎて
どっと疲れてしまう。
活字を読むことの疲労と
感情移入の疲労がくるのが嫌で
余計に読書から離れていました。
さて、大学生になりまして。
ここで転機が訪れます。
なんと、活字嫌いの葵氏。
文学部に入っちゃった事件。
英語がやりたくて
入った先が英米文学科だったのです。
とはいえ、やはり文学部。
まわりは読書家が多かった。
授業で出てくる作品、出てくる作品、
みんなわりと当たり前のように知っている。
わたしは国語の授業も
そーんなに好きではなかったので、
(というか物語に関して問題にされても
正直ちんぷんかんぷんだった)
あんまり記憶になかったんですよね。
これはまずいぞと。
常識を知らないわたしもわたしだけれども、
授業についていけない。
誰それ、何それ、状態。
これが結構ショックでした。
だから、
1年生のときに受け持ってくれた教授が
レジュメに載っけてくれていた
「これだけは読んでおけ!」
みたいな作品を、
片っ端から読みました。
とりあえず、
アメリカ文学
イギリス文学
日本文学
の、教授が選んだ10選を。
ただひたすら
行き帰りの電車のなかで
来る日も来る日も読みました。
知識として
まずは取り込みたかったので
感情移入なんてしている暇はありません。
そして危機感があったので
活字が疲れるとか言っている暇もありません。
そうしているうちに、
活字にも慣れ
感情移入をしすぎない術も身につき、
読書が苦ではなくなりました。
人間、
数やりゃなんとかなるんだな
って悟った出来事でもあります。
はるばる
読書苦手人間から脱却したわたしは
その後も読書を続けました。
というのも、
大学在学中に仲良くなった友だち達が、
まーー読書量がすごくて、
単純にかっこいいと思ったからです。
やはり読書量が多かったり、
習慣的に読書をしていると、
教養があるな〜と感じたものです。
大学のある友だちが
「教養がセクシーを醸し出す」
みたいなことを言っていて。
その当時は、
完全同意!とまではいかなかったんだけれど、
それでも素直に
その考えをインストールしたんでしょうね。
そういうセクシーさを身につけたら
きっとかっこいいなって
そういう大人になりたいなって
そう思ったのでしょう。
だから、本を読み続けました。
そう。
わたしの本を読むモチベーションって
「かっこよくなりたいから」
なのだと思います。
「わたしが選んだ2018年ベスト3」
とかやれるようになりたいし、
人への贈り物に
本をサラッと選べるような人になりたい。
そういうことをやっている方への尊敬の念が
ハンパじゃないみたいなところがあります。
だから今日もわたしは
本を手に取り、
少しずつでも読み進めています。
相変わらず
読む速さはのろくて
相変わらず
字を読むことは得意とは言えないけれど。
だけれども。
ひとつ確実に言えることがあって。
大学生のころに
めちゃくちゃ本を読んだからこそ、
「言葉に向き合うこと」が
できるようになったし、
ナレーターっていう職業を
選ぶことができたんだと思います。
何がどう繋がるかは
それはわからないことだけれども、
いつかオーディオブックみたいなことも
携わってみたいものです。
次回のテーマは「大学」
もっと本当は
速く本を読めるようになりたい!!
おしまい。