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気持ちの切り替えの儀式

今日は、「気持ちの切り替え」について、書きたいと思います。

昨日、本屋でこの本に出会いました。
50歳で夫に急逝された著者が、専業主婦から起業し、モナコに居を構えるようになるのですが、そのモナコの大富豪に学んだ「自由に生きるヒント」が書かれた本です。
落ち込んだ時の、気持ちの切り替えについての記載が面白いと思いました。

その習慣のことを、私は『12時間ネガティブモード』と呼んでいます。打ちのめされるほど嫌なことがあった時、すぐに家に帰ってベッドに潜り込みます。そして、悲しみや怒り、戸惑い、恥ずかしさ、辛さなど決して否定せず、むしろネガティブな感情にどんどん目を向けていきます。涙が出るなら思う存分泣きます。泣くのはすごくエネルギーを使いますが、涙とともにストレスも発散されていきます。すると、不思議なことに、ある瞬間から、ネガティブモードに飽きてしまうのです。
気分の落ち込みは、長く続いても12時間位しか持ちません。ずっと落ち込んでいるのって、意外と難しいのです。
落ち込んだ後にオススメなのが、『好きなことを24時間やりたい放題にやる』ことです。自分をどんどん甘やかします。
メンタルが折れそうになったり、落ち込んだりしたときに忘れてはいけないのは、無理に明るく「頑張ろう!」と自分を励まさないことです。
「大丈夫」「へっちゃら」と強い自分を演じていると、気づかぬうちにストレスはどんどん溜まっていきます。
落ち込んだ時はとことん落ち込めば、やがて「いつもの私」に自然と戻ってこられるのです。ちゃんと落ち込めば長引かないのです。

結局、「手ぶらで生きる女」がうまくいく モナコの大富豪に学んだ、自由に生きる57のヒント から引用


落ち込んだ時に
「開けない夜はない」と言って励ましますよね。
悪いことはいつまでも続くことがないという例えですが、
この著者が、ちょっと違うと思ったのは、
とことん落ち込んだ後に、自然回復を待つのではなく、とことん自分の好きなことをする時間を持つという点です。
その時間は、落ち込んだ自分に対する『ご褒美』でもあり、落ち込んだ自分に『エネルギーや栄養を補給する時間』でもあるのですね。


落ち込んだ時は、成り行きに任せたり、『意識的に』自分を鼓舞して無理やり気持ちを切り替えようとせず、
『無意識に』気持ちが切り替わるように、
『12時間ネガティブモード』から『好きなことを24時間やりたい放題』
の儀式をする
のが、一番早い気持ちの切り替え方法なんですね。


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