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先生が嫌いだった私が先生になるまでの話①コミュニケーションに役立つアパレル経験編
私は大卒で大手のアパレル会社から紆余曲折を経て、先生に教育系フリーランスになりました。「子供の頃から先生を目指していた?」と聞かれればYesでありNoです。中学生くらいにそんな時期もありました。
理由は大変恥ずかしいのですが、学校の先生に変な人が多い気がしていたから。「シャツが出てるだけでマジでキレる大人って何!?」と本気で思っていた。「自分がなったらもっとちゃんと生徒の話を聞くのに」と若気の至り全開の理由でした。(GTOにも憧れていたかもしれない)
そんな風なので、この仕事は「ずっとやりたかったこと‼︎」ではなく、他にやりたいことは今でも色々ある、気がします。
それでもこの仕事を続けているのは、
「やめられない」
というところが大きくあります。
それはネガティブな「やめられない」ではなくて
かっぱえびせん的な「やめられない、とまらない」に近い気持ち。
この気持ち、教育関係者で同意してくださる方は多い印象です。
いくつかの仕事をしてここに辿り着きましたが、
今日はその中でも”今生徒とのコミュニケーションにとても活きている”
と思う経験を言葉にしてみます。
<ダントツでアパレル時代の経験>
私は学生時代から接客業一筋の人間です。
(聞こえはいいが、接客業以外のバイトに受からなかっただけ…。)
学生時代には○印○品に
卒業後も就職先はファッションビルやイオンモール系にも入っている会社に就職しました。(理系なのに…その話も追々)
そう、みなさんお気づきなの様に
「そこで培ったファッションセンスが大事なんです。」
というわけではなく。
大切なのは、その経験の中で身についた
「ホスピタリティー」です。
この言葉とその行動を学ぶには、接客業、
中でもアパレル系が抜群だと思います。
おかげさまで、ロープレの大会では優勝した経験もあります。
(ただ、あまりにも売上主義の会社は除く)
▪︎ホスピタリティーご存知ですか?
○ホスピタリティーとは
〘名〙 (hospitarity) 心のこもったもてなし。手厚いもてなし。歓待。また、歓待の精神。
この概念と感覚がある人とない人では、
人に対する接し方が全然異なると思います。
私なりのホスピタリティーが
どんなものかというと。
⚪︎一つ一つの出会いは決して無駄ではなく、つながりを考えて一期一会を大切にすること。
⚪︎本当に良い提案をするにはこちらが話すよりも相手の必要を聞く方が大事。
⚪︎自信を持っておすすめできる知識を持つ(毎月20冊近く男女のファッション誌を読んでいた)。
⚪︎本当に相手のためを思って提案をすれば、それは自然と購入につながる。
⚪︎笑顔は自分にも相手にも大切。 等
ぱっと思い出すとこんな感じです。
一方でそれは”媚びる”とも違うものです。
アパレルは相手を騙すように気を良くさせて売ることもできます。でもそれだと家に帰ってから後悔して、次にお店になかなか来てもらえなくなっちゃうと思います。
それよりもベストは、
「それを着てどこかに行って誰かに褒めてもらえること。」
「ちょっと自分に自信が持てて、家から出るのが楽しくなること。」
「そんな”満足”を超えた”ちょっとした感動”を目指すこと」
が大切と学びました。
また、
"相手を騙して売るようなことはしないプロ"
と
"騙して売ろうとするヒト"
の両方も見ることができました。
それぞれの株式会社的な評価も。
とにかく、沢山の人と接し。
「どうしたら、この人にとって良いことがあるだろうか?」と
とにかく、
”自分の利益ではなく相手の利益を考える”
とても良いトレーニングになりました。
”急がば回れ”
”情けは人の為ならず”
結局そうした積み重ねが1番自分の結果にもなることを学びました。
フリーで働いている今、本当にこの感覚は大事だと思います。
ただそれに加えて今はここに、”自分や身内を守る感覚”とのバランスも必要だと感じています。
(相手の利益を奪うのではなく、できないことには無闇に近づかない、という感じ?)
こんなこと言うと、どんなに良い接客してもらえるんだと期待されてしまうかもしれませんが、過度な接待は関係性が歪んで逆効果だとも思ってるので、自分も自然体で、自然な流れで相手のためを思うように努めているので、、大したものは期待しないでください。
▪︎見識が広がる
また違う点として、単純にいろんな人と喋って、見識が広がります。
顧客さんには、学生、先生、看護師さん、広告会社さん、事務職さん、料理人、他のお店のスタッフさん、どこぞの社長さん、土木系の方、主婦さん、大学教授、カップル(結婚から出産まで見た)、家族、男性、女性、大人も子供も、老若男女、本当に色々な方の生活が垣間見えます。
これも今、様々な人と話すにあたって役に立っていると思います。
礼儀を踏まえることで、必要以上に怖がることはよっぽどなくなりました。
▪︎笑顔も?
あと実は、笑顔も身につきました。
アパレル初心者に出勤前の笑顔チェックはお約束です。
「はいみなさん笑ってー」
ニコ^^
「おおすみくん、だめーもう1回!」×1、2、3、4、…
「もういいよ!行っておいでー!!」
「すみませんーーーーー(笑)」
みたいなことをしょっちゅうやっていました(笑)
先輩が、「売り場はステージみたいなものだから、お客さんには楽しんでほしいよね。」と言っていたのは今でも覚えています。
ありふれた言葉かもしれませんが、私の中で大切な言葉です。
素敵な方でした。
<まとめ:先生の経験が少ないのは問題?>
アパレルの経験は私の中で本当に貴重な経験になっています。生徒たちに進めるアルバイトNO1も、もちろんアパレル系です。
飲み屋とかよりも安全ですしね。ぜひ、みなさんお試しあれ。
そして、大人になって改めて思うのは、
学校の先生という職業の難しさ。
大卒で教師になった人なら、そこまで人生で培ったもので生徒に社会の事を伝えていかなければならない。
…無理ではないか?と思ってしまいます。
「学校の先生たちが勉強不足だ‼︎」なんて1㍉も言う気はありません。私なりに現実的に考えると「無理だ」と思うのです。私は学校の先生職はもっと分業が進んで然るべきだと思います。
”餅は餅や”はもっと進んで良いと思う。
子供たちのためにも。
学校の先生に求められていることはスーパーマンすぎると思います。
そんなストレスフルだったら、子供のちょっとしたことで怒ってしまう時もあると思います。ホスピタリティーなんて余裕はないと思います。学校の先生こそ心の余裕を持てる環境になってほしい。
それでも無闇に子供に触れる大人が増えるべきではないとも思います。
私がキャリアコンサルタントを目指しているのも、その理由。しっかり理論を学んだ人間になること。(教員免許も欲しい)
「しょくいんしつ」を始めた理由にもそれはある。そもそも教育に関する知識に触れる機会、受験情報ではなく、教え方や考え方そのものに、がもっとあってもいいと思う。
教え方、こそ、皆が知るべきではないでしょうか。
今後の将来、いろんな物がいい形で混ざっていけばいいなぁと思います。
そんなオチですみません。
駄文をご拝読いただき、ありがとうございます。
また次回、宜しくお願いいたします!
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