ガンダムミリ知らなのにガンダムSEED FREEDOMを見た



タイトル通りで恐縮なのですが、今まで人生で一度もガンダムに触れたことがないのにガンダムSEED FREEDOMを見ました。

きっかけというほどのものはないのですが、色々あって最近西川貴教さん(=T.M.Revolution)の曲を聴くのにハマっていて、西川さんの歌声が映画館の音響で聴けるらしい!GW暇だし見ちゃお〜☆みたいなノリで映画館に行きました。

映画自体の存在は把握していて、舞台を見る友達が公開当初におもしろい!と言っていたためまあハズれることはないやろ。という雑な信頼で見ることを決めました。絶対フォロワーたちはガンダムミリ知らではないのに……。

元々逆張りオタクすぎて直近だとフリー●ンを1話切りするなどのエピソードで知られる私ですが、数年前から流行りのアニメ映画に関してだけは流行に乗るという中途半端なミーハーとして生きているため、現段階で2024年の興行収入第3位なのも気になってたみたいな所はある。なお同じく2024年の大ヒットアニメ映画ハイキューは見れなかった模様。

感想
意外とミリ知らでも楽しめた。

はじめに断っておくんですけどもちろん本職ガンダムオタクの方たちと同じ熱量で楽しめたなんて思ってないです。これはあくまでミリ知らの立場として映画を見たあとにアニメのほうもちゃんと観ないとな、と思えるくらいには楽しめたよという記事なので。


以下箇条書きで思ったことまとめ。

・序盤30分は陣営と人間と兵器の名前と対立構造を掴むのに必死だった
・↑なので正直西川さんの歌をでかい音で楽しむ余裕はなかった、ただ全編通して劇伴と映像のリンクのさせ方が上手くて見てて気持ちよかった
・キラとラクスが♡恋人♡なのは一目瞭然だったが、ラクスが家でごちそう作って待ってる……みたいなすれ違いのシーンで「女の子を悲しい目に合わせると報いを受けるぞ!」と思っていたら本当に報いを受けていてワロタ(全然ワロてる場合ではない)
・ロリババアがレクイエムとかいう人類絶対殺す激ヤバ兵器を乱発するので粛清ロリ神レクイエムだなーと思っていたらTwitterでも同じようなことを言っている人がいてワロタ
・必要だから愛するのではなく愛しているから必要なのです←わかりすぎて涙ちょちょ切れた
・金髪悪役ことオルフェが愛され方なんて分からない!とか喚いてる横で実はイングリットがオルフェのことを愛してるのを見て「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』かな?」などと思い、かなり破滅の美学を感じてニマニマした
CVツダケンのおっちゃんかっこよすぎるだろ
・ラクスがガンダムに搭乗する歳の作画に気合いを感じた
・ガンダムを用いてセッ○スの暗喩をすな、ほぼ直喩じゃねーか
・アニメの方はまったく見ていないが恐らくナチュラルとコーディネーターという2種の人類の存在が手を取り合うことを不可能なのか?みたいな話だったのではないかと推察した上で、ならばただでさえ2種で対立しているのにコーディネーターよりも上位の存在(アコード)を作って統治しようぜ!なのはかなり無理があるぜと思った(し、実際に愛され必要とされることを知ったアコードのラクスによりデステニープランの遂行が不可となっていてそれはそうだよなーと思った)

全体的にはドラマのテーマとしてレゾンデートルに収束する……であってるかな?キラは戦うことでしか価値を見いだせなかった自分からラクスからの愛を受け取ることでラクスの隣にいてもいいと思えるようになったし、シンはキラに重要な局面を任されることで自信を得たし(余談だけど敵に心を読まれるかもしれない!→この機体なら無意識で操作できるから心を閉ざせば勝てるぜ!のところでお前は忍足侑士か?と心の中でつっこんでしまった)、ラクスは自分もガンダムに乗りキラと共に戦うことで真にキラと心を通わせることができたし、あとやっぱりファウンデーション陣営(寝返ったアグネスを含めて)は己が宿命を全うすることが生きる目的だったけどキラとラクスを目の当たりにしてただそこにいることが尊いことであると知った……みたいな。そう考えると前述の通りオルフェがイングリットから向けられる気持ちにずっと気付けなかったことによる悲劇性が増してニコニコが止まらん


きっと往年のファンにとってはあの機体がこんなところに!みたいな楽しみ方があるんだろうなーと思うとめちゃめちゃ羨ましいのでアニメ本編をちゃんと見ようと思いました。

それにしたってドンパチシーン以外でもここまで見応えあるのすごいな。面白かったです。

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