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Day20 心理学の世界7 アのひとの唱えたこと2


アドラーについて、やっと3回目の発信です・・・



なんだろう・・・アドラーさんは、現代日本にいちばん響く・・・のだけど、

私の中で、フロイトやユング(心理学3大巨匠の残りお2人)ほどのテンションを感じませぬ・・・



アドラーが訴えているのは、【生きやすさ】とかその辺で、

実社会の生活にドンピシャに使えるんですけどね・・・なんでしょうね?


私は心理学の未知の部分、とか、人間の機能的なところの神秘に惹かれるのかな?

とはいえ、スピリチュアルは苦手なあたりが、私の謎ですね。




前回は、『目的論』の詳細と、『劣等感』について語りました。


それは、アドラー心理学(個人心理学)の根拠的なことに感じます。

今回は、それら根拠をもとにして、社会で生きやすく物ごとを捉えるためには?

というアドラーの理想を示していきます。



アドラーが好まれる理由に、会社や社会での人間関係についての捉え方へのアプローチがあります。


アドラーは、目的論です。

何度も伝えていますが、目の前の問題は、自分が作り出している(捏造している)と考えます。

とすると、課題は対人関係のみに絞られます。

他の人とのかかわりあい方についてですね。



そして、前回にも書きましたが、

「目の前の人には目的がある。その目的が何かを考えると問題は解決しやすい」わけです。



そこから転じるというか、以下のような理論があります。



③ 課題の分離


それぞれがそれぞれの目的をもって行動をしていることが前提です。

(繰り返しになってごめんなさい)

相手の課題は相手の課題、自分の課題は自分の課題と切り分けます。


個人心理学とアドラーが名付けるゆえんをそろそろ感じられてきたでしょうか?

あくまで、個=全体という捉え方をします。

自分は自分=個、相手は相手=個という捉え方です。



これは、アメリカ的なものの考え方だなぁって感じました。

アメリカ人圏の方などはよく口論になったときに

"That is your problem."(それは君の問題だね)とかっていうそうです。

問題すべてを自分のものと捉えない、相手側の問題もある、とドライに考えるわけです。


日本人にとっては、( ゚Д゚)・・・ビックリですよね。

日本人は、全体の調和を優先するので、問題をすべて自分のせい、と捉えがちになってしまいます。



このあたり、アドラー心理学の考え方が、

Points of You®が自然に起こすことのできる効果と同じことを示しているな、と思いました。



そこから、さらにアドラーが示す理想的なものごとの捉え方を示します。



④ ヨコの関係


アドラーは、すべての人間関係はヨコの関係と捉えます。


タテの人間関係を根本にしない。

親子でも、上司と部下でも、上下関係は存在しない、とする。


タテの関係によって成り立つ社会は、幸せになれない。


そうすると、タテの関係を崩すために、

子どもや部下は、自己承認感を高める必要があります。

そのために必要なのが、「勇気づけ」です。


「勇気づけ」: その人の日常生活における困難を解決するよう援助すること

ホメル、とか、励ます、といったものとは異なります。


アドラーの心理学に触れると、このことばは必ず目にすると思います。


「勇気づけ」は、もちろんですけど、親や上司が理解のある人である必要がある気がしますよね・・・

自分がその立場であるのであれば、活用しましょう!

・良いところを探す

・プロセスを評価する

・失敗を受け入れる

・感謝を伝える 等など


とっても理想的なんですけど、対人相手が、鬼親とかバカ上司・パワハラ上司とかは、

絶対に、そんな素敵な考え方を持ちっこないですわ~

自分で、自分を「勇気づけ」るしかないですね・・・

・自分で自分の存在を認める

・他者への信頼感を持つ

・周囲に貢献する 等など


自分を「勇気づけ」るだけでどうにもならないのであれば、

解決のために、「課題の分離」で対応するしかないです。



アドラーは、ヨコの関係で問題を解決するような理想的な関係性を勧めていきました。

教育改革に従事したり、児童相談所を設立したり。。


そんなところから、彼が推進したのが以下の思想です。



「自助グループ」: 教師や親など非専門家を中心としたセルフヘルプ活動を盛んにする。


・著作などを読書したり、講座などを受講して、いわゆる座学をすること

・学んだことを実践すること

・自分の学んだこと、実践について、仲間と議論すること



特に日本では、この「自助グループ」を取り入れる活動が盛んです。

何らかの障害・困難や問題など

(発達障害や犯罪関連の被害/加害、依存症、メンタルヘルス問題・・・)

悩みを抱えた人が、同様な問題を抱えている個人や家族のかたと一緒に、

当事者同士の自発的なつながりで結びついて活動します。


勉強会を行ったり、お互いで励ましあったり、支えあったり・・・

心を開けられる場があるだけで、気持ちが楽になりますよね。


非営利団体が運営していたり、個人が運営していたり・・・





な、ながくなるなぁ~~~

・・・まだあるので、次に回します・・・


アドラーさんの思考はまとめるのたいへんだのぅ・・・

私が調べてみて、その中で私の形でまとめているので、

変だなぁとか、ちょっと変じゃない?とかあるかもしれません。



私は、「課題の分離」は取り込んだほうがいいなぁと思います。

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心理学についてまとめた過去のブログのはじめ
https://meism.hatenadiary.jp/entry/2020/07/13/233341 


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