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歌詞を覚えない!歌わない!『童謡ふるさと体操の進化』介護レクリエーション
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『童謡ふるさと体操の進化』
介護レクリエーションの定番曲といえば「童謡ふるさと」です。
ある音楽療法士さんの本に、「最後にふるさとを演奏すると、
ご利用者様が昔を思い出し涙を流し、感動のうちに終わる」と書かれていました。
その話に一瞬、心を動かされましたが、涙より笑いの方が素敵だなとふと思いました。
「童謡ふるさと進化1」
ピアノの生演奏に合わせて「ふるさと」を歌いながら、体を伸ばしたりしてみました。
歌詞カードを見ながら下を向いて歌うよりも、前を向いて体を動かしながら歌う方が、より楽しいと感じました。
「童謡ふるさと進化2」
一人で簡単にできる方法が良いと思い、
「童謡ふるさと」の楽曲を流しながら取り組みました。
「童謡ふるさと進化3」
余計な準備を極力省き、もっと気軽に取り組めるようにしたいと考え、
自分で歌いながら、歌詞は1番だけにして、簡単な体操を取り入れてみました。
歌が音痴でも気にせず、ご利用者様は私の大先輩なので、
まるで子供や孫が何かやっているくらいに思って、
私の楽しいそうな姿を見て、なんでも喜んでくださるはずだと超ポジティブに考えました。
「童謡ふるさと進化4」
歌詞を覚えるのはなかなか大変でしたが、
もし間違えたり忘れたりしても、
ご利用者様に教えていただけば良いのではないかと考えました。
その方が、一方通行の介護レクリエーションではなく、
コミュニケーションが生まれるきっかけになると思ったからです。
これも私の得意な超ポジティブ思考で、楽しみながら取り組みました。
「童謡ふるさと進化5」
こんな感じなりました!笑笑
100年以上続く美しい音楽には、人を癒す力があると感じます。
今では「ふるさと」は、介護レクリエーションだけでなく、
知的障害者向けダンスレクリエーションや通常のダンスレッスンでも取り入れています。
歌詞1番はたった40秒です。ぜひ皆さんも、いろいろな場面で歌ってみてください。
赤ちゃんをあやすとき、おじいちゃんおばあちゃんに会うときの挨拶代わりに、
お皿を洗うとき、髪を洗うときなど、日常の中でふと気づきが生まれるかもしれません。
たとえば、無意識に息を止めていることに気付いたり、
新たな発見があるかもしれません。
気づいたことがあれば、ぜひ教えてくださいね。
声を出すことが健康の第一歩だと考えています。
「ふるさと」を歌うことで、心が癒され、大きな口を開けて声を出すことで口腔ケアにもなります。また、体を伸ばすような体操を取り入れることで、ストレスや運動不足の解消にもつながります。
介護レクリエーションを行う私たち自身も、
歌いながらストレスや運動不足を解消できるのが素晴らしい点だと思います。
みんなで笑顔と健康を手に入れましょう!
【みんな笑顔に健康に!今日からできる簡単介護レクリエーション】
「ふるさと余談」
笑いを取ろうと思い、「うさぎ おいし、食べたい」「小鮒釣りし、溺れる」と歌ったことがあります。
記憶が曖昧ですが、おそらく無視されたか、全く受けなかったのでしょうね。
【介護レクリエーション・ポイント】
私は要介護3以上の特別養護老人ホームでの介護レクリエーションから始めたため、
入所者様の反応がないのが当たり前だと感じています。
ただ、これから始める方にとっては、
反応がないことで焦ってしまうことがあるかもしれません。
私の経験では、反応がなくても、
そこに参加している時点で
心には何かが届いていると思います。
ですので、反応がないことを気にしすぎず、続けることが大切だと思います。
毎日たった5分でも良いので、継続してみてください。その中で必ず何かが動き始めます。
実は、私の父親は一度も礼拝を欠かしたことがない敬虔なクリスチャンですが、
歌を歌ったことはありません。
ただ、周りの方の歌を聴いているだけです。
それでも、楽しんでいる様子を感じます。
この経験があるからこそ、
反応がなくても心の中では何かを感じ取っているのではないかと
信じるきっかけになりました。
ちなみに、私は無宗教です。