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冷房を止める機会が来たようで来てなかった
( 今月からタイトルは短歌ではなく自由律俳句にしちゃう。)
今日、9月1日は叔父の誕生なので、起きてすぐにラインを送った。すぐにありがとうと返事が来た。今年もおめでとうが言えたなあと思いながらゆっくり起きた。
9月初日。だからって何をするわけでもないけれども相変わらず暑くて気が滅入る。喉の調子がやはり悪くて、なんか異物があるような突っかかりを感じるし痛い。水や唾液ですらしみる。金曜日に病院に行くのでそのついでに診てもらおう。
今日は歌集を読むぞーと決めていたので笹川涼さんの『水の聖歌隊』を読む。
椅子に深く、この世に浅く腰かける 何だかこぼれる感じがあって
歌集一首めからこの歌なのです。素晴らしくないですか本当…
初めて読んだ時に膝から崩れ落ちた(のが自宅でよかった)。
椅子(自身を安定、安心させるもの)には深く座って、この世(世界で知り尽くせていないさまざまなことが起こっている不安定な、あまり心を預けきれないような気がするもの)には浅く腰掛けているのかな、(預けていないということはすぐに離れることもできるのかもしれない)溢れそうなのは自分の心かもしれないし、この世かもしれないし。どことなく不安を感じ取れるのだけれど、そういう、溢れそうな何か(不安定さとかかな)をとどめたくって椅子には深く腰掛けているのだと思う。でも多分勝手に溢れていっちゃってるような気もする。
不安なんだけど、静かで青い。しんとしているのだ。心を奪われていくうちに自分の呼吸音もしんとする。そして優しい人だと思う。笹川さん。(何を勝手に)傷つく心を知っている気がするというか。「どれくらいのことをすればどれだけ痛いかがわかる人」だと思う。滑らかに清い水が満ちていく、そんな歌がたくさん詰まっている。私の心にインプットしている歌集。
私の中でも『罪と罰』あるあるなのかもしれないが、前半がやたら進みづらい。後半面白いのに。リズムが捉えきれてないのだろうか。やはりゆっくり読んでいる。読了するまでに、この日記にあと何回ラスコーリニコフが登場するだろうか。
夕方眠っていた。そしたらとてもイライラする内容だったので、起きてもイライラだけが残っていた。なんだあの夢。なんだあの難しいゲームは!!(夢の中で意味不明なルールの無駄に難易度高いゲームをやらされていました)そのまま勢いでお風呂にはいって冷静になった。夢から感情だけ現実に連れてきちゃうの本当やめたい。帰ってきたら猫が寝ていた。猫も夢を見るのだろうか。時々足だけ動いてたりするもんね。多分見てるのだろう。猫と言葉が交わせれば、夢の話できるのになあ。
分厚いマットレス見たいなベッド。いいなあ。人間サイズも欲しいよ。
まだ夜は長い。