手作りギー失敗
昨日の夜から朝起きたらやることを決めていた。
姑と夫は朝から畑草刈りへ行きいなくなる。先週から無塩バターを手に入れ、冷蔵庫に保管している。
ふふふ。「アレ」作りますよー。
アーユルヴェーダを知っている人にはおなじみの「ギー」を。なんだかんだ言う大人たちがいない隙に。ふふふ。ヴァータ体質でこの暑さでピッタが増悪している私にぴったりなオイル。
※ギーとは?
バターから水分を蒸発させてたんぱく質を取り除いた純粋な油です。「ピッタとヴァータを鎮静し、ラサ(栄養体液)、生殖組織(シュクラ)、オージャス(活力素)に有益である。また冷却作用があり、皮膚を柔軟にし、声と色艶を明瞭にする」
(チャラカ・サムヒター第1巻第13章14)
実は2週間前、黒くなって焦げた。
アーユルヴェーダの講座を会場で受けて、作り方は目視してきた。脳の奥に叩きつけて帰ってきたはずだ。次は大丈夫だ。
さぁ、メグミ◯クさんの200㌘の1/3を鍋に入れる。
おや。もしかしたらIHが駄目かと思い、カセットコンロを使ってみる。
リビングで各々ゲームや携帯電話を触ってゴロゴロしている子の横のテーブルで弱火着火。子どもたちよ、今は母に話しかけるなよ〜と思いながら溶けていくバターを観察。写真入りのテキストもみる。
お。泡が出てきた。パチパチ音がなる。中火にする。泡が収まってきたら…え。あれ。黒いつぶつぶ発生。黒いつぶつぶが増殖していく。
いやぁぁぁーーーーーーー!!!
「お母さん何作ってるのぉ」(息子)
「いい匂いする。味見させて」(息子)
「え。またアーユルヴェーダ?なにそれ?」(娘)
「あ。前、ヒカ◯ン(YouTuber)が目に入れてたやつだ。バター目に入れるんだよ。あれはやばいね。へへへ」
いやいやいやいや。焦げたんだよ、失敗したんだよ。呆然。
「焦げてもバターはバターでしょ」(息子)
優しい息子の励まし。焦げたギーを瓶入れる。あー黒い。食欲湧かない色。バター高いんだよなー。
このタイミングで夫来ませんように。あぁ換気扇回さなきゃ〜。
※写真のようなギー作りたい…渇望。
〈続く〉
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