Yet To Come in Busan
はじめに
まず最初に、私は幸運にもライブに行く事ができたのでそのお話をします。自分の大切な思い出を残しておきたい為でもあります。例の発表の後でもあるので、釜山に行けなかった人はこれを読んで「なんで行かなかったんだろう」「その前に7人に会えなかった事が辛い」と思う方もいるかもしれません。そうなってしまうかもしれなかったらこういう話からは一旦離れるのも良いかもしれません。私も行けた人の話を見て、何とも言えない気持ちになった事はたくさんありました。ただ私は近くで見たわけではないので、メンバーの様子とか生で見た感想は特にありません😢(羨ましすぎてあまり近くのリアルな映像は見れないから結局私も同じ😇)
ただ、これまでのコンサートやTMAに行けた方の何人かが言っていた事で私がいつも大きく頷いてしまう話があります。「その人の一番最適なタイミングで会える順番は来る」という事。バンタンに出会った時も、タイミングの話はよく聞くと思うし実感がある人が多いのでは。私はアメリカの公演の頃には仕事を辞めたばかりで、金銭的にも気持ち的にも余裕がなかったり、そもそも💉接種条件をクリアしていなかったので行く権利すらありませんでした。自分としても本当に今は最適なタイミングだったと思っています。予定ではグループ活動再開は3年後以降。だけどその前にはソロやユニットで推しに会える機会もあるかもしれない。それぞれの無理なく会えるタイミングは絶対にあると思っています。だってこんなに多忙で世界中にファンを抱えてるのに、20年30年後もやってるよ!なんてそう簡単に言えるアーティストっていないと思うから。私は会えた時の想像をずっとずっとしてきたけど、色んなタイミングと出会いが重なって実現できた今回は自分にとって簡単ではなく、奇跡だったと思っています。
会いに行く計画
突然駆け巡った釜山コンサートのニュース
BTSとしてのツアーではないにしても、またコンサートと銘打って公演があるとは思わなかった。ジンくんの事もあったから。
韓国には正直、過去に行きたいと思った事は一度もない。決して嫌いではなく何というか、近すぎて惹かれなかった。でも今は毎日ハングルに触れ、食べる物は韓国と聞けば目が行ってしまう程、近い事がこんなに嬉しい。近いって事は…行けちゃう?行きたい。でもどうしよう。昔からライブでも何でも思いついたらすぐ行動するタイプだけど、外国となると訳が違う。
私と同じ、分析好き&調べ魔の友達とただなんとなく色んなバンタンの今後の予想の話をしたくて8月に開いたスペースで、突然釜山行きの飛行機を調べる流れになった。完全に心の準備もできていなくて慌てたけど、そうだこれぐらいの勢いが必要だ!と切り替えてその方向にシフト。そこから綿密な情報交換の上、予想を立てて友達が抑えてくれた航空券。パスポートも1日しか手続きできるタイミングがなくてとにかく役所やらあちこち走り回った。それがお盆の事。その後のコンサート日程の発表を聞いて、まさかの宿泊日までが全部ドンピシャだった事に震えた。
丸2ヶ月、頻繁にスペースや通話で情報交換と準備の日々。会った事がない人もいる。こんなに楽しいのはいつぶりかわからない。フェスやライブにバカみたく行きまくってた20代前半より楽しいかもしれなかった。
ただバンタンに会う事は航空券を取っただけでは簡単に叶わない。情報収集と時間との闘いがずーっとあった。一緒に計画した友達や相互さんの経験値と協力とものすごい情報力のおかげで…チケットを手にした。
いざ会場へ
世界中のアミと共にする初めての機会。
あれはTwitterで見た本国アミの企画だ、それを見つけるだけでワクワク。ただすれ違うだけで笑顔でソンムルをくれる海外アミさん。優しい世界。ちょっと自分でもお菓子を用意していってよかった。アジアド競技場はバンタン1人1人の顔が大きく掲示されている。後ろには山があり、気持ちいい場所。実感がだんだん湧いてきて泣きそうになる。
会場スタッフは嘘みたいに全然いない…。だからわけもわからず並んでいるであろう日本人同士で声を掛け合い確かめ合うしかない。運営の話は日本が万全すぎるのはわかっていたから、正直こんなもんだろうとは思っていたけどそれにしてもカオス。そんな中リハーサルの声が聞こえ始める。イヤホンで、カーステで何回聴いたかわからないButterfly。その声の主がすぐそこで歌ってる。みんなでその状況に感極まって泣く。
私は2階で、友人たちは位置も階もバラバラだった。
あの黄色いバスやコンテナやピアノ…それだけで感動だけど、本当にここにバンタンが来るなんてこの期に及んで実感がなくなっていた。今まで画面でしか見ていなかったから、実際そういう状況に陥るとよくわからなくなる。
バンタンは存在した
登場前からバンバン花火が上がって期待が高まる。
影が見えた。本当にあそこにいるのがバンタンなのか。そういう事を噛みしめている間もなく衝撃が。
スタートがMicDropだと…?!釜山万博招致である事、一般向けの曲がメインという記事も見ていたから、どっちかというと「魅せる」感じで攻めじゃない構成だと思っていた。リハネタバレでこの曲も見たし、もちろんマイドロも超メジャーでみんな大好きで大盛り上がりなのはわかっていたけど1曲目に持ってくるとは。ホビのセンターから始まる曲である事もそうだけど、ホビのその姿に倒れそうになった。あれはロラパルーザで見たホビだ………表情もスタイルもこれまでとは明らかに違う。気合。自信。遠くてもわかる、やってやるよというオーラ。それだけでもうヤバイのに、これを機に改めて歌詞を見て痺れている。(私の希望的観測も入ります)
出だしのホビ↓
마이크 잡음 금수저 여럿 패
マイクのノイズでボンボン(金持ち)達を排除する
(万博招致の会見の時、あのおじさんの中の1人が「権力者の子供たちはみんなバンタンのファンだから」とちょっとイジったスピーチをしていた)
フォーーー!!!🤟
その次ユンギ↓
망할 거 같았겠지만 I'm fine, sorry
くたばると思ってんだろうがピンピンしてるよ sorry
(もう終わりと思ってんのかこの野郎、あぁん?みたいな)
歌詞を変えたナム↓
Live a life man
↓
Live your life suckers
(お前の人生を生きろよクソどもが)
suckers はつまらんヤツとかしょぼいヤツみたいな感じらしいですね
Good luck
せいぜい頑張れよ
↓
I wish you good good luck
(意味が強まってるから皮肉っぽいよね)
最高だよバンタン。なんてクールなんだ。優秀な学生みたいなカーディガン着て、おじさん達に無理やり手を上げられてた会見のその後があれだ思うとあまりにかっこよすぎて笑える。これに対してどう思ってたかは知らないけど、散々利用されて振り回された事に何か思っていないわけがないという意味で。
この衝撃のせいで、会えて嬉しい…涙……みたいな感情はぶっ飛んでた。
ユンギさんが「ミアネオンマ」を歌わずアミに歌わせた事。これは本人にとってかなり大きな事なんじゃないかと思った。コロナ後韓国で歓声ありの初の公演。前回の歓声なしのソウル公演で、返って来ないとわかってはいても癖なのか「Say ○○〜」とか言ってたと思う。声が返ってくる事を全身で感じてたんじゃないかなと思うとグッときてしまった…
間髪入れずに来た、RunBTS。どうしても見たかった理由はこれもあった。ユンギさんの今では貴重な高速ラップ。ここで絶対やってくれると信じてたし、どう仕上げてくるのが楽しみで仕方なかった。これを書くまでにも何回映像を見たかわからないけど、あれは後世に残すべき映像…バンタンの集大成。今までの曲の振りが各所に散りばめられている事を知って、アミに凄いもの見せてやんよ!という気概を感じられたし、とにかく驚きだったのがここに来るまで何人ものメンバーが海外渡航していたり、コラボ曲があったりの多忙の中この超難易度ダンスを仕上げてきた事。この事も含めてレジェンドだっていう事は、アミだけが知ってればいいなと思った。
とりあえず最後のナムさんアップで映った時は、カッコよすぎて目をひん剥いた。
Practiceだけど私が好きな所はこれ
その後メントでまたグッときてしまう瞬間が。
ホビがこれ久しぶりだね~と言いながら発した
J~~~「Hoooooooope!!!!」を一緒に叫べた事。これも毎回ライブ映像を見る度に、いつかやるんだと信じてやまなかった事だったから。
キムナムジュン!キムソクジン!ミンユンギ!チョンホソク!パクジミン!キムテヒョン!チョンジョングク!BTS!
SaveMeの頃にはこのコールを噛みしめるようになってきた。
そしてボーカルラインの0:00とButterfly。全てが美しい。ここに住みたい…。
他にボーカルラインの曲が色々ある中、あえてButterflyのPrologueMixにしたのは絶妙。空気が一気に変わった。近くで見てた人、美しすぎて呼吸するの忘れたんじゃない…?
もう0:00の時からだけど、ラプラペンの私は震えていた。ボーカルでユニットが来たという事はほぼ間違いなくラプラがこの次待っているからだ…
集中したいのにどうしよう、この気持ちを誰かに言いたいにも周りは全て韓国アミ、Twitter開くも通信不可。一人でそわそわしていた…
本当に圧倒されると涙も出なかった。マスクの下でずっと口が開いてたと思う。
UGH!とCypher pt3…Proofのプロモーション期間中のラジオで、ユンギさんどっちもやる機会を設けるみたいな事を言ってた気がする。CypherはProofの選曲だとしても、UGH!を入れてきたのはさすがだ…有言実行かっこいい。そこはあま~い”Her”じゃないんだ!っていうのが個人的激熱ポイント。
私はたまたまON:Eコンをちゃんと見たのがまだ最近で、そこでUGH!のパフォーマンスを見ていたから尚更、2年前後でのこの成熟っぷりに驚いてもいた。3人とも本当に死ぬほどかっこよくなっている上に言葉の力強さ。訳はリアタイでわからなくても伝わる圧。やっぱり一番の違いを見せたのは何度も言いたくなるけどホビ。ホビパートで登場した時の歓声はものすごかった。感動したのはCypherのそれぞれのパートでホビの時の背景がJackInTheBoxだった事。そしてUGHでもCypherでも、ホビがセンターに来る事が多く、いつも以上に彼にスポットが当たる構成になっていたと思う。(見比べたら過去はユンギさんが多い)そんな所であのソロ活動の一環を成し遂げ乗り越えた彼へのリスペクトが全体に感じられた。ホビはいいよいいよと言いそうな気がしてしまうけど、きっと、予想だけど…メンバーがそうしようと言ったんじゃないかな。ホビもソロ以降に見せる全員のステージだったし。勝手にそれで感動していた。。
かっこいいと思える人・惹かれる人って、本当に経験なんだなってこの3人を見て益々思った。
そこから楽しい流れでDynamite~BWL~Butterと来て、これもかなり楽しみだったMaCity
やるだろうと予想していた人も多かったけど、特に好きな曲でもあった上にライブでやるのも今後あるかどうか、ぐらいのレア曲なのでめちゃくちゃ嬉しかった。ユンギさんのセンイル動画をこれをベースにして作ったぐらいなのでユンギパートだけは和訳バッチリわかっていたから、この歌詞でどんな事を言っててそれをどんな顔で歌ってるのかがわかるっていいな、って思った瞬間でもある。大邱には何もないけど俺が生まれた事が大邱の誇り、かっけぇ…
かなり頑張って作ったMaCity歌詞動画↓
Dope,FIRE,IDOLと会場のテンションはMAXに。
この終盤の頃にもコールをしながら思ったのは、もちろんメジャー曲としてもそうだけど、一緒に声を出しながら盛り上がりやすい曲。アミの声を思いっきり聞ける曲としても全体的に選んだんじゃないかなとも思った。メンバー達も最初の緊張感が少しほぐれて、楽しむ事と遊ぶ事に振り切っている感じもしたのがよかった。
それからYoungForever。じんわり涙が出る
ジンくんは最初から最後まで泣くのをこらえている様に見えた。もうすぐこのアミとの舞台が終わる事の寂しさ、この歌詞のようにこの時の気持ちを一番嚙みしめていたんだと思う。
영원한 관객은 없대도 난 노래할거야
永遠の観客がいなくても 僕は歌うよ
오늘의 나로 영원하고파
今日の僕が永遠であってほしい
영원히 소년이고 싶어 난
永遠に少年でいたい 僕は
そして最後のアミの歌声がForYouthにそのまま繋がる演出は鳥肌だった。
SpringDayでは自分の位置からはとても遠すぎてわからなかったけど、ユンギさんが電車の窓からずっとアミを眺めて泣いていたらしいという映像を見た。確かに、カメラに映るのに手で顔を隠してる感じだったからなんでだろう?と思っていた。推しであるユンギさんも間もなく入隊。願っていたこの光景を目に焼き付けて感極まっていたんだろうと思うと切ない…でも、その景色の1つになれていたかな。
ステージに来てからは、ナムさんが時折揺れながら目を瞑っていたのが印象深かった。それぞれ、この瞬間を心に染み込ませていたんだろうなと思った。
全体を通して
始まる前から泣きそうになったり、行く前から想像して泣いてたりしていたのに不思議と涙はそんなに出なかった。圧倒されて終わったのと、遠かった事もあるかもしれないけど聴こえてくる歌声があまりにいつも聴いてる音源すぎたから、それはもの凄い事なんだけど逆に現実味を帯びていなかったのかもしれない。
PTDコンはツアーなのもあり全体を通してとにかく全員でパフォーマンスを見せる事を重視して完成されたものだったように感じたけど、今回は1度きりである事、母国での久しぶりの歓声ありの公演、そしてProofの1つの節目だった事もあってかガッツリパフォーマンスとして見せる曲と、アミと楽しむ曲と切り分けているように見えた。
ダンス曲も見せ場はガッツリ踊るけど、それ以外はみんな大きくステージを駆け回ってたくさんのアミにできるだけ姿を見せようとしてくれていたような。
グクはカメラに抜かれていない時も自分のパートじゃない時もずっと飛び跳ねていて、本当に音楽とステージが大好きな人なんだなと思った。歌声は口から音源なのはまさに。
テテはメントの時あんなに柔らかく笑うのにダンスの時のかっこよさは尋常じゃなくて、それでも時々出る素の笑顔とアミを気にかける様子がたまらなく人間らしくて愛される理由がよくわかる。スローガンをテテに渡したアミさんやばかったね…気は確かだっただろうか。
ジミンはダンスの時のしなやかさは遠くからでもすごくわかったし、あの衣装を使って自分の魅せ方を完全にわかってる所はさすが。(あえてチラ見せする動きをしてるっていう話をしてたし!)移動の時スキップしたりぴょんぴょんしてたのあざと可愛い。釜山、センイルで自分がフィーチャーされていたからかどこか控えめにしているようにも見えたけど、それがジミンちゃんらしくて好き。そんな中センイルソングをこれでもかと繰り返したジミンペンさん大好き。繰り返しすぎてみんな笑ってた。
ジンくんはとにかく生で聴いた声はすごかった。全体のバランスを見て自分の動きを考えている感じがして、長男だなぁと。今回は衣装替えでも何か被ったり付けたりしてこなかった…やっぱり気持ちがいつもと違かったからなのかな。終わった後のweverseコメントを見ても。キムソクジンコールが度々起こった時、ジンペンさんっ…!!(胸熱)てなった。
ホビはもう散々語ってしまったけど優勝だと思う。1つの大きな試練を成し遂げた男ホソクを見せつけられた。ホソクの女になっちゃう!とかそういうレベルじゃなかった気がする。貫禄が違う。メンバーを支えるというより、いつもに増して先導して引っ張っている感じがした。
ナムさんも貫禄。いい意味で力を抜いていたようにも見えて、それがあのバチクソかっこいいラップと佇まいを感じさせていたように思う。短くした髪型、最初から最後までめっちゃ好きって思いながら見てた…とにかくかっこいい。
ユンギさん。とにかく私は彼のラップが大好きだ。ユンギさんがあまりにもライブの事をいつも言うもんだから、推しが一番好きな瞬間を一緒に過ごせた事がもう嬉しかった。相変わらずかっこよさは毎回超えてくるし、見た時にはリアルに頭を抱えた。ずっとライブ中人差し指を立てて、煽っていて。私と同じバンド民のユンギペンと「あの人はもうバンドマンだよね」と話したことがあるけど、やっぱりバンド魂を持ってる人だなと改めて思った。絶対に次はもっと近くでそのラップを浴びる…。
そういえば、ミンユンギコールだけすぐ自然消滅したのは笑った(反応してくれなそう、と察したの早いww)
思ったよりも早く、夢が叶った。
実現までのメンタル
突然何を言い出すかと思うだろうが、この日までに大事にしていた事はメンタルだ。
全く予定もわからなかったし根拠はなかったけど、好きになってしばらくして私は「いつかバンタンに会う」と"決めて"いた。こんな事言ったら、何言ってるの?と思われそうだし長い間自分の中にしまっておいた。どうせチケットは取れない、日本に来てくれないから無理、休めないから無理、そう決めてしまったら実際そうなった時に手段を考えられなくなるからだ。
韓国行きが決まってからは、この景色を見れるようにとこっそり待ち受けにしていたのはこれ↓
で、現実がこれ😂
小さっ!!まぁまぁまぁまぁ。画角一応一緒だし。無理やりだけども!気の持ちようは良かったと思う。これで次の目標もできたし!!
だから、理由をつけて無理だと決めつける事はやめる。情報収集はやめない。だけど無駄な情報まで取らない。だけど執着はしすぎない。最初にも言ったけど、諦めなければいつかタイミングは来る。これが私のこの日までの考え方です。
おわりに
そして一人では決して実現できなかったこの旅
バンタンが繋げてくれた縁がバンタンと会わせてくれた。一生忘れられない思い出。この場を借りて改めて、関わってくれたみんなありがとう!!
💜Special Thanks to💜
チジミン、タジちゃん、まなみん、ゆかちゃん
ひとみちゃん、すずちゃん、まむちゃん
はるちゃん
ロビンちゃん、イカちゃん
Sammyさん、ちこさん
らぶちゃん
現地で優しくしてくれた海外のアミさん
一緒に喜んでくれたフォロワーさんたち
ボラへ〜!!!
https://marshmallow-qa.com/ao_mygmm
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