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世界はまだまだ面白い
addressであちこち旅へ。
35年ぶりに「箱根彫刻の森美術館」へ行きました。
そこで感じたことを書いてみたいと思います。
内省の時間
美術家の中で、私の一番好きな「船越 桂」さんが先日亡くなりました。
展覧会をやっていたため、「箱根彫刻の森美術館」へ
どうしても行きたかったのでした。
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クスノキを素材に大理石の目をはめ込んだ、内省的で静謐な半身像で知られる舟越。
初期は日常性を感じさせる素朴な胸像、90年代〜2000年初頭は妖精や野獣、異形の人物像、2005年からは半人半獣・両性具有の「スフィンクス・シリーズ」を手がけた。
どこを見ているのかわからない目。
表情のない像がほとんどなのですが、
ひとつだけ表情のある像がありました。
戦争をみるスフィンクスII
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世界を知ることは自分を知ること
「箱根彫刻の森美術館」は開館55周年だそうです。
久しぶりの訪問で、せっかくなので一通り回りました。
ピカソ館で、ピカソのこんな言葉を見つけました。
「世界を知ることとは自分を知ること。」
世界はまだまだ面白い
広い屋外展示場の一角に、新しい休憩施設が出来ていました。
外で「足湯」が楽しめます。
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その施設で、ワークショップが行われたようでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1726223006-9sqGRn2M4izNbjUml0egcIOZ.jpg?width=1200)
俳優として有名な「片桐 仁」さんの作品が展示されていました。
マンサツタテガニ
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“1万円札立て”なんですが、上に溝があってお札をスッと入れられます。ポイントは福沢諭 吉の“半立体らくがお”です。締め切り直前バージョンと題し て、メガネに髪の毛も髭もポーポーにしたんです。こうなると 誰だかもう分からないですよね。カニは好きなモチーフです。
俺筆・俺硯
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俺筆
刷毛の部分が髪の毛にできるの で、怒髪天が立っているみたいにしたかっ たんですね。そうしたら棒の部分が余ったので何も考えずに 顔をつけました。口の中にも顔がいっぱい。
俺硯
ポリエステルバテ(板金にも使われる硬~いバテ。 臭いがすごいので、結婚後はほぼ使わなくなった)の塊を削り出して作りました。べロのほうで墨をするんですけど、ほと んど墨をすれる箇所がなくて、実際にすってみたら墨の方が かたくて…結局、墨汁を入れましたね。でも、すごい硯っぽい 色になりました。ポリバテと硯の質感は似ているんだなーと。
超力二食う土偶(中空土偶)
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札幌バルコの個展の帰りに、北海道庁に寄って「中空土偶」 のレプリカを見たんです、その完成度の高さ、デカさに 「こりゃつくるしかない!」とばかりに制作に着手したんです が、このちょっとアイヌ模様っぽい線を、できるだけ正確にト レースするのは大変でした。あとカニバサミは以前から家に あったんですが、一切使ってなかったので、いい供養になったな~と。
意味はない
役にも立たない
自分だけが「面白がれる」もの。
作ってみたいですね(笑)
世界はまだまだ面白い!
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