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「老後レス社会」を、どう「楽しく」生きるか

「悠々自適」な老後なんて、昔の話。
私たちに待っているのは、どんな「老後」なんでしょう。
これについて、考えてみたいと思います。


老後レス社会


先日こちらの本を読みました。

老後レス社会ー死ぬまで働かないと生活できない時代 (祥伝社新書)

見返しに、こう書かれています。

老後のなくなった日本の現実」と避けられない未来をどう生きるか

こんなキーワードが出てきます。

簡単には死ねない時代
働きたいのか、働かざるを得ないのか
ディストピア人生の収穫期


圧倒的な人手不足


働くのはいいけれど、仕事があるのかしら
そんな不安もありますよね。

現状は、高齢者の雇用は厳しいものがあります。
しかし、必ず改善していきます。

「人手不足」は、今後さらに進みますから。

(労働力人口は)2018年には約6700万人だったのが、40年には5500万人を割り込む。つまり1000万人を超す「現役世代」が減ることになる。

今からわずか16年後には、
労働人口は今より15%も減っている、ということです。

現状はまだまだ、企業側の体制が整っていない。
企業が、高齢者を本気で活用しようとしていない。

シニア雇用は社会的要請です。
経営学的に言うと、すでに景気と同じくコントロールできない外部環境なので、適応しなければいけない
生き残りをかけてどう取り組むのか、考えないといけない。

一方で、このようにも書かれています。

再雇用されたシニアで人気があるのは、自分で手足を動かせる人だ。


「悠々自適」を「幸せ」と思うか


年金定期便で将来の「年金受給額」を見て、
死ぬまで働かないといけないのね」
現実を突きつけられるのは、私だけではないはずです。

では、余裕があるなら「働きたくない」?

「悠々自適」な老後って、どんなかしら。
イメージしてみます。

朝起きて
植栽に水をやり
朝食の後は犬の散歩

スーパーで美味しそうなものを見つけ、腕を振るう
夫(いないけど。笑)と「美味しいね」と目を合わせる

時々子どもが、孫を連れ遊びに来る
孫は元気いっぱい、よくなついてくれ可愛い

時々夫と温泉旅行
年に1回は、海外旅行
誕生日には、サプライスのディナー
前回は、夜景の見えるレストランを予約してくれた

想像力が貧困かも、、

もちろん、たまには良い!いいなぁ。。
でも、「これだけ」だとしたら、、?

私たちは今、これに満足するマインドなんだろうか?
求めているのは「満たされた生活」なんだろうか?

絵にかいたような幸せ。
これも、過去の幻想なのかもしれません。


仕事に多くを求めない


理想的な仕事は、
・やりがい…ある
・責任…重すぎてもダメ
・興味・スキルアップ…ある
・給料(報酬)…できれば多くもらいたい
・時間…忙しすぎてもダメだけど、暇すぎてもダメ

適度に責任とやりがいがあり、
おもしろくて、スキルアップもでき、給料がよい。
それでいながら、残業はほとんどない仕事。。

なかなか叶えられないですよね。

「自己承認」「自己実現」「好待遇」を両立させようとすると難しいです。
若い時は、徹底的に探すのも「あり」でしょう。

人生後半になると、仕事での
相手から「求められること」と、自分が「叶えたいこと」
このギャップは、より大きくなります。

「自己承認」「人の役に立つ」ことで満足し、
「成果が認められる」や、「高評価=好待遇」とは切り離す。

あるいは、「自己承認」や「自己実現」を、
仕事と分けてみてはどうでしょうか。


ライスワークとライフワーク


「ライスワーク」「ライフワーク」を分けてみましょう。

ライスワーク=ご飯を食べるための活動
ライフワーク=夢や自分の好きなことを追い求める活動

https://diamond.jp/articles/-/189534

月々の支出と年金受給額の「差額」を埋めるのに、
時給〇円で〇時間働かないといけない。

子どもの教育費はもう無い。
住宅ローンも終わりが見えている。
そのうえ年金がもらえるなら、
「ライスワーク」はフルでしなくても良い。

残った時間「ライフワーク」をしましょう。


ライフワークはこんな形で


「社会に役立つ」をキーワードに、
「興味」があって「楽しめそう」なものを探してみてはどうでしょう?

各地で色々な「ボランティア募集」があります。
被災地に行くのはハードルが高いけれど、
自宅から通える範囲で気楽に続けられそうなものもありそうです。

自然が好きなら、「里山保存」などの活動に参加する。


今までの仕事のスキルも、一旦「お金を稼ぐ」ことと切り離すと、
広がりそうです。

地方の会社の支援

スキルを商品にして売る

講座の先生になってみる

作ったものを売ってみる

noteで発信する(笑)


結局は、どう生きるか


いずれにしても、ライフワークがないと、
これからの30年は長すぎます。

働く・働かないはひとつの側面に過ぎません。
大切なのはあなたの生き方、考え方です。

柔軟さと適応力で、
あなた自身が満足いく「方法」を見つける。

そう考えたら、「これから」が楽しみではありませんか?

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