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なぜこんなに敬遠されるの?
子どもが成長して、学校や地域の活動に関わる機会が増えると、PTAや子供会、習い事の役員の話がでてきます。
多くの保護者が「できれば避けたい」と思うこの活動。
なぜこんなに敬遠されるのか?
一方で、私はPTAや子供会の役員を「やってみたい!」と思うタイプ。
そんな私の視点から、このボランティア活動の魅力や社会のあり方について考えてみました。
なぜPTAや子供会のボランティアは敬遠されるのか?
「やりたくない」
「できれば避けたい」
と思う人が多いのはなぜでしょうか?
理由はいくつかあります。
1. 誰かがやるでしょ?という意識
ボランティアは基本的に「自発的な活動」ですが、PTAや子供会の役員は半ば「押し付けられるもの」というイメージがあります。
「誰かがやるだろう」「私は忙しいから無理」と思う人が多く、結果として立候補者が少ない状態が続いています。
2. 忙しい日常の中で、優先順位が低くなる
仕事、家事、育児と、毎日が忙しい保護者にとって、ボランティア活動は後回しにされがちです。
「そんな時間があったら、自分のことをしたい」と考えるのも無理はありません。
3. 負担が大きい、引き受けたら大変そうという先入観
「やったら大変だった」
「もう二度とやりたくない」という声を聞くと、余計に敬遠したくなりますよね。
確かに、会議やイベント準備などやることは多いですが、本当にそこまで大変なのでしょうか?
日本にはボランティアの文化が根付いていない?
「ボランティア=無償の労働」と考えがちな日本では、ボランティア活動に対して積極的な人が少ない印象があります。
1. 「やらされるもの」になりがち
PTAや子供会の役員は、任意参加とはいえ、実際には「やらなければならないもの」として扱われています。
結果として、「やらされる感」が強くなり、ネガティブなイメージがついてしまいます。
2. ボランティアが当たり前の社会
海外では、学校活動に親が関わることが一般的で、ボランティア活動も積極的に行われています。
日本では「役員を決めるのに苦労する」という話がよくありますが、ボランティアの価値観が異なることが背景にあるのかもしれません。
実はボランティアは「自分のため」にもなる
ボランティア活動は大変なこともありますが、それ以上に得られるものも多いのです。
1. 子どもたちの成長を間近で見られる
学校や地域の活動に関わることで、自分の子どもだけでなく、たくさんの子どもたちの成長を見守ることができます。
2. 交友関係が広がる
保護者同士のつながりができ、情報交換ができるようになります。「○○小学校のイベントってどうだった?」など、先輩ママ・パパの知恵を借りることもできます。
3. 新しい視点が得られる
学校や地域の仕組みを知ることで、「こんな風に運営されていたんだ」と学ぶことが増えます。また、自分の考え方も変わるきっかけになります。
4. 将来のキャリアや活動に活かせるスキルが身につく
イベントの企画や運営、資料作成、広報活動など、仕事にも活かせるスキルが身につくこともあります。
「やってみたい!」と思う私が感じたこと
私はPTAや子供会の役員を「やってみたい!」と思う珍しいタイプです。実際にやってみると、
子どもたちと関わるのが楽しい
他の保護者と仲良くなれる
自分のスキルが活かせる
など、想像以上にやりがいを感じる場面が多かったです。「大変だからやらない」ではなく、「どうせやるなら楽しもう!」という視点を持つと、ボランティア活動の見え方が変わるかもしれません。
ボランティアがもっと気軽にできる社会へ
「みんなが嫌がるもの」ではなく、「誰もが気軽に参加できるもの」にするためには、どんな工夫ができるでしょうか?
1. 「やりたくないもの」から「やってみたいもの」に変える
やることが多すぎると感じると、敬遠されがちです。
役割を細分化し、小さな負担から始められるようにすることで、参加のハードルを下げられるのではないでしょうか。
2. ボランティア活動をした人が得られるメリットをもっと発信する
「やってみたら、こんな良いことがあった!」という声をもっと広めることが、ボランティアに対するイメージを変える第一歩です。
3. 「恩送り(Pay it Forward)」の考え方を広める
ボランティアは、誰かのためだけではなく、巡り巡って自分にも返ってくるもの。こうした意識が広がれば、もっと多くの人が前向きにボランティアに取り組めるかもしれません。
まとめ
PTAや子供会のボランティア活動は、負担に感じることもありますが、実は得られるものも多い活動です。
「忙しいから無理」と思うのは当然のこと。でも、ちょっと視点を変えてみると、ボランティアは「自分のためになる活動」でもあります。
もし少しでも興味を持てたら、まずはできる範囲で関わってみるのもいいかもしれません。
いつか、「ボランティアをしてよかった!」と思える日がくるかもしれませんね。
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