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サボさんには頭が上がらない、という話。

とある記事を見つけて、
ふと思い立ったがなんとやら、
noteを書き始めたらもう夜中の2時半。
サボ〜ン!!明日も早いのに!

てなわけで、
本日は私のとげとげしたヒーローについて、お話。

『みいつけた!』が放送15年目突入と聞いて

私の執筆スイッチを押してくれたのは、こちらの記事。
世代も若干違う、子どももいない私がなぜそこまで心を揺さぶられるのか。


まず皆さま、
サボさんはご存知ですか?

サボさん



サボさんはNHK Eテレ『みいつけた!』に登場する、サボテンのおじさん。
カシューナッツが好きな歌手です。
人間の女の子スイちゃんと、イスのコッシーと暮らしています。
サボさんはいいカゲンなことばかり言いますが、2人の子育てをしているという立ち位置なんだそうです。


『みいつけた!』、全世界で放送したほうがいいと思うの 悪いことは言わないからさ

齢23の私がなぜ、サボさんをはじめ『みいつけた!』が大好きなのか。
初めは小学生の頃、7つ離れた弟(世代ドンピシャ)とよく一緒に見ていたというだけでした。


スタジオやキャラクターのデザインもポップだけどゆるさがあってかわいい。だけどユニークで笑えるジョークもあって、大人も楽しい。
『いないいないばあ!』のワンワンに通ずるところがあります。ワンワンは神、、、チョーさんも神、、



そして何より好きなのは、
子供向け番組なので当たり前かもしれないけど、
誰も傷つけないところ。


『みいつけた!』では、サボさんたちの他にも、
呼んでもないのに「よんだ?」でおなじみオフロスキーや、イスのキャラクターたちが数多く登場します。

そしてみんな、かわいくてキャッチーな歌を持っています。
ついつい口ずさんでしまうような、何年経っても覚えているような、ちょっとダジャレっぽいような、時折ジンとくるような。

音楽ってほんとアナドレナイ


私は1人でいる時間、必ず音楽を聴くかTVをつけるかをしています。

音無しで過ごすのが苦痛なので、これも立派な環境調整だよな〜〜(^^)なんて思いながら、毎月ありがたくSpotifyに980円をお支払いしております。

本当に良いお金の使い方。
良い時代に生まれたな〜。



話を戻しまして、
私は今日はこのアーティストの気分!と決めると、
そのアーティストのお気に入りの曲だけを詰め込んだプレイリストで1日過ごすことが多いです。

長くなりそうなのでまた別でしっかり書きますが、
心はその時聴いている音楽に強かれ弱かれ揺さぶられるし、心はその時のモードに合わせてピッタリの音楽を求める。そんな気がしています。

初めて適応障害になった頃。

ふと昔を思い出し、大変お世話になっていたのが、
『みいつけた!』の曲がめいいっぱい詰まった至極のプレイリスト
でした。

慣れない職場の行き帰り。休憩時間。
ひとりぼっちでご飯を食べている時間。
シャワーで涙を誤魔化したお風呂。
眠れなかった夜、絶望の朝。
寝ても起きても「ひとり」をできるだけ感じないように、とひたすらに聴いていました。

4時間20分もあるプレイリストは、今も日本のどこかで子どもたちをゴキゲンにしているはず。
そしてきっと作成者は、22歳新社会人が泣きながらすがるようにして聴いているとは思っていないはず。


やさしくて、たのしくて、かわいい。
わかりやすくて、おもしろい。
誰かを傷つけない、どこかメッセージ性のある曲。
少しでも、ふふっと笑わせてくれた曲。
意味なんてないんだけど、なんか元気になる曲。

『みいつけた!』は、
メンタルズタボロ新社会人の心の安全基地でした。

正直、なんとなくで観ていた子ども向け教育番組に、ここまで助けられる日が来るなんて思わなかった。


辛いときに頭に浮かぶ存在こそ、大切にしてくれる、助けてくれる存在。と、信じています。
直感的ではあるものの、当時の私にとってのそれは、
親や友達、実家のいぬねこ。
そしてサボさん、オフロスキーでした。

『みいつけた!』を知っていて、好きでいて、良かった。自分にとってこんな特別な番組になってくれるなんて。
不思議だけど、すごくすごくすごく嬉しい。

15周年、本当におめでとうございます。
100年続いてほしい。
ノーベル平和賞あげたい。


サボさん演じる俳優さんも素敵だよって話

サボさんを演じている俳優の佐藤貴史さん。
愛称、さと兄(さとにい)。

さと兄と愛犬こちまるこっちー先輩。
どちらもかわいい、、さと兄は右側。


私がさと兄のこと、そして偉大なるサボさんの演者さんであることを知ったのは、8年前。
私が当時狂ったように大好きだった村井良大さんと、NYなどを巡るローカル旅番組『俺旅』。

村井くんの素の笑顔がとても好きなのですが、
さと兄はプライベートで仲が良いだけあって、
村井くんの笑顔を引き出すのがとても上手い。
村井くん目当てで観始めたけど、すぐさま、さと兄のファンにもなりました。

楽しくて明るくて、笑顔が素敵。
底抜けのパワーでドカンと笑わせて、空気を作る。
おふざけキャラだけど、こういう立ち位置の人が一番、その場にいる人のために頭をフル回転させてくれているんだよな〜と思ったりします。
むしろ、常にそういう立ち位置にいて、でも周りのことを何も考えてない人って、いない気がします。


ご本人もインタビューでお話ししていましたが、
さと兄とサボさんはどこか重なる部分があります。


いい加減だけど、憎めないキャラクター(原文ママ)。

私の人生、振り返ってみると、
いつもそういう"キャラクター"の人が、
頼もしいヒーローになってくれてたなと思います。

恥を捨てて、楽しむことに全力投球できる人。
地位や立場にとらわれず、自分の哲学を貫く人。
思いやりがあって、愛情深い人。

そういう人にずっと憧れてきました。


自分で言うのもアレだけど、私はどちらかというと、(外では)マジメで(ふざけるの大好きだけど)ふざけたら怒られるかもとビビってしまうタイプ。
(ふざけるの大好きだから)クラスでふざけてる男子に説教はしないし、むしろ「いいな〜」と密かに眺めている学級委員、とかいうニュータイプ。
かっこ書きが多い、、


さと兄やサボさんが好き!という私の気持ちは、
人としての憧れや尊敬だったんだなと。
少し時間が経ってみて、わかりました。


かつて渋谷にあったカレー屋さんの前で、カレー好きのさと兄をお見かけしたことがあります。
お電話中だったので声をかけることができなかったけど、移転先の同じカレー屋さんに行ったら、いつか会えるかなあ。

私にとって、結局行けていないそのカレー屋さんは、"さと兄が好きなカレー屋さん"として今でもずっと頭に残っています。


まとめる

まとまらなくなってしまったので、「まとめる」という意思表示。笑

『みいつけた!』愛、さと兄愛を語っていたら、
こんな文量になってしまってびっくり。
本当に、読んで字の如く、大変お世話になりました。
これからも、愛し続けます。


"ヒーロー"だったはずのプレイリストは、思い出すとちょっと切なさがあり、その後聴けておらず。
好きなのに聴けないのは悲しい。
『みいつけた!』に罪はないのに。愛しかないのに。

そういったものへの愛を、ポジティブ100%に近づけていく、戻していくことも、適応障害の寛解ステップのひとつなのかな、と思う。
焦らず急がず。

あしたわらおう!

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