理由を探しても、欲しいものは見つからない【#68】
あんざきです。
本題に入る前にワンクッションほしいと思って考えるのですが、雑談力が低いのかなかなか思い浮かびませんね。
そういうのが上手にできる人になりたいなぁと常々思っています。
***
「これができなかった理由はなんですか?」
「え、えぇ〜っとぉ…」
詰められた時に、なんで答えたらいいんだろう、と理由を探すことってあると思います。
僕はちょうど、詰められることも詰めることもある位置にいるので、どちらの気持ちもいくばくか分かるんですが、
理由を探さない方がいいなって思います。
理由というのは、論理的な根拠のことですが、
論理って、人の尺度でいくらでも作れちゃいます。
少なくとも、きっちりその場で証明される必要はなく、ある程度、筋が通ったものが理由になるわけです。
とすると、特に責められるような質問に対して理由を探そうとすると、
防衛本能が理由を作り上げてしまいます。
そうして作られたものが独りよがりであればあるほど、「言い訳」と呼ばれたりします。
度が過ぎると、「嘘」にもなり得ます。
言い訳や嘘は、結局誰も得しないことがほとんどなので、できれば避けたいものです。
そもそも、理由というのは探すようなものではなく、そこにあるもののはずです。
だいたい、聞かれて最初に思い浮かんだものが理由で、それ以降は後付けだったりします。
理由はいくらでも考えられるし、考えるほど言い訳や嘘になってしまうので、
そうではなく、「原因」の究明が大事なんだと思います。
原因は、ある物事を引き起こすもとになるもののことで、これは紛れもない事実なわけです。
原因は「もと」で、理由は「筋道」なんですね。
起きた問題は、しっかり根本から見直す方が良いのはなんとなく分かるので、
「どうやってそうなったか?」という理由ではなく、「何がもとになってそうなったのか?」までをクリアーにする方が断然お得です。
だいたい、理由への対処法の多くは精神論になりがちです。
「そういう意識の低さが問題なんだよ」みたいな。
ここで思考が止まると解決は難しいです。必ず「いやでも、そうは言ってもさぁ…」という気持ちの反発が起こるので。
だからそうではなく、原因、「もと」に対処します。
原因への対処は、仕組みに対して行われます。
「そもそもそう感じるような状況になってるよね」というかんじで。
んで、その状況にならないような仕組み作りをしていけば、根本が変わるので、育つ木も変わってくるはずだと思います。
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というわけで、真実はいつも一つでした。
ではまた。
【今日の一枚】
【参考】
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