時は金なのか【日々これ #52】
あんざきです。
Youtuber を見るようになり、YouTube に参入している有名人も見るようになり、巡り巡って結局、「スーパープレー集」か「動物が戦ってるやつ」をみてしまいます。
さて、今日は、100億回くらい使われている名言についての話です。
「時は金なり」です。
「Time is money」です。
これを言ったのは、ベンジャミン・フランクリンさんらしいですね。
意味としては、「時間はお金と同じくらい大切なんだから、有効に使わないとだよ」みたいなところだと思います。
本当にそうなの?というのが今日の話題です。ちょっと考えてみます。
時間とお金、どちらが貴重?
これを考える工程は、一度踏んでおいた方が良い気がします。
大事なのは時間なのか、お金なのか、という問いです。
名言の中では、同等のものとして扱われているようですが、果たしていかがなものかと。
大事かどうか?と言う話になると、個人の好き嫌いになっちゃう気もするので、
どちらが貴重か?という表現に置き換えて考えてみます。
まず、お金は信用だと言われますね。
お金は、そもそもそれ自体(紙とか硬貨とか)には価値はないですが、
その紙に「1000円分の価値がある」とみんなが信じているから、1000円になっていて、1000円相当のものと交換できます。
大昔は、貝殻とかだったらしいですね(多分、最悪その辺で拾えるから、成り立たなくなったんだと思います)。
お金は、「それだけの価値があるものとしての信用」があるから、成立している仕組みです。
マネーイズ、信用です。
では次に、時間とはなんでしょうか。
この答えは、結構難しいみたいなんですが、
さすが、時間の計測機を作っている Seiko さん、時間のことをよく考えていらっしゃいました。
時間というものは、一般的には、ある一点での時刻(今何時?の時間とか)、もしくは、ある時点からもう一時点の間(国語の時間とか)です。
もうちょっと踏み込むと、いろんな分野で、いろんな捉え方をされている概念だそうです(詳細は↑のリンクをどうぞ)。
ここから言えるのは、時間は「実態がないもの」であり「意思に関係なく流れていくもの」であるということだと思います。
で、「どちらが貴重なの?」という話です。
一つの考え方として、「取り返せない方が貴重だな」というのがあると思います。
毎年行われるアーティストのライブより、20周年記念のライブの方が貴重な感じがしますよね。
毎年行われるライブなら、仮にすごく行きたくて行かなくても、「まぁ、来年もあるし」となると思いますが、
20周年記念ライブは後にも先にも1回しかありません。
そういう考え方でいくと、お金よりも時間の方が圧倒的に貴重な気がしてきます。
お金をなくせばもちろん困りますが、頑張ったら取り返せるかもしれません。とりかえすのはもちろん難しいはずなので、お金も貴重だとは思います。
でも、あの頃の青春は、どうあがいても返ってこないわけですね。
時は金ならず、時は金より珍重なり、です。
ということで
例えば、人に何かをしてもらうということは、基本的にその人の時間を奪うことにもなります。
だから、せめて頼まれた側が「時間を奪われた」という気持ちにならないようなコミュニケーションが必要だなぁと思います。
(「時間を奪われた」と思うのは、たぶん、納得いかない時で、そうならないコミュニケーションについては、また別の記事で考えたいと思います)
それをすることで、相手にはどんなメリットがあるの?ということは、やっぱり忘れてはいけないなぁと思いました。
気をつけます。気をつけましょう。
ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
【今日の一枚】
全然、今日じゃないけど、冒険の一ページ、みたいな一枚(ベトナム)。
【参考】
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