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大学生の日常とは

大学とは...


ー高等教育の中核をなす教育機関。学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究することなどを目的とする。



2020年1月現在、僕は大学の学生、つまりは大学生をしている。中学生の時小説で読んだ大学生は、そんな堅苦しいことなんてしてなくて毎日楽そうだなぁというイメージだったが、事実そのイメージ通りだ。多分大体の大学生はそう。一応レポートは真面目に書いているし、成績も平均以上は取れているので、これでも真面目な方かもしれない。



更に大学生というと、何となく実家から出て一人暮らしや寮生活をしているイメージがある。小説や漫画の世界に住む大学生は、部屋の真ん中に囲める机が置いてある、六畳間くらいの部屋に住んでいる。で、同じ学部の友達を数人家に呼んでいる。



だが、実際一人暮らしまたは寮生活をしている大学生は全体の45%と言われている。ちなみに国公立大学に限定すると、一人暮らしは65%程。私立大学の場合、一人暮らしは35%程らしい。確かに学費を考えると私立で一人暮らしはなかなか厳しいだろう。



北大の場合、7割が道外から、残りの3割も全員が札幌近郊在住とは考えづらいので、75%は一人暮らしか寮生活と言えそうだ。おそらくここまでパーセンテージが高い大学はあまり無いと思う。



さて、先程の話に戻るが、結局僕のしている大学生活は、本や漫画で描かれた大学生活に比較的近いのではないだろうか。



制約の緩い日々の生活で、大学近くに住み、同様に大学近くに住む友達の家へ行ったり、逆に友達がこっちへ来たりする。北大にいるとこれが一般的のように見えるが、これは意外と珍しい気がした。



同じ高校を卒業した人は9割実家生活だ。大都市圏周辺の高校を卒業し、実家から通える大学に進学した場合これは普通だと思う。おそらく僕の生活レベルより制約は厳しい。終電にも縛られるし、そもそも一人暮らしをしている友達も少ないから誰かの家で遅くまで駄弁ることも難しい。そもそもこういう発想自体無いかもしれない。



つまり、僕が本から影響を受けて想像していた、


「深夜まで友達の家で、めっちゃしょうもないけどちょっとだけ知的な話をし続けて、早朝に家へ歩いて帰って、3限の授業開始10分前に家を出ても間に合う大学生活」


が出来ているのは、思ったより奇跡的なことなのだ。



最後に両親に会ってから何だかんだ3ヶ月以上経っている。母親はあんなに遠くに行くことを嘆いていたくせに、いざこうなったら意外と子どものことを気にしていない。何なら「私も大学生で一人暮らししたかったなぁ」と言い出している。僕は「そもそも大学生活経験してないだろ」と心の中でツッコむ。



でももし実家生活が続いていたら、長期休暇の間に隠れて1週間の長旅をすることは出来ないかもしれない。ここまで深く沢山の時間をかけて友達と話すことは出来ないかもしれない。というか出来てない。



こう考えると、今いたって普通に過ごしている日々は、ある人から見れば憧れていた大学生活に近いのかもな、とほんのちょっとだけ思う。



大学に入学してはや一年、僕もそろそろ20歳になってしまう。大学生活って本当に一瞬なんだなと思う今、自分なりに大学生活を楽しみたいなぁ、一日一日を大事に過ごしたいなぁと感じた夜だった。

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