Antway経営推進部:どうやって「あらゆる家庭から義務をなくす」の実現を目指す?〜新規事業担当者へインタビュー〜
こんにちは。株式会社Antway HR部の森田です。
Antwayでは「機会の平等」を目指し、「あらゆる家庭から義務をなくす」ことをミッションに活動しています。その取り組みとして、家庭の義務、家事の中でも、もっとも負担が大きい「炊事」に着目し、共働き世帯向けの手作りお料理配達サービスであるつくりおき.jpを提供しています。
本日は、「あらゆる家庭から義務をなくす」というミッションを実現すべく、幅広く新規事業を検討する部署である、経営企画本部経営推進部の時本さんにお話を聞きました。
事業の確度と角度をあげるため、経営企画機能としては戦略/予算策定、KPIモニタリング/課題抽出、M&A検討などを実施し、新規事業開発では中長期の事業開発に取り組んでいるのですが、実際はどのように業務を推進しているのでしょうか。
時本さんには、これまでに取り組んだプロジェクトをはじめ、新規事業におけるプロダクトマネジメントやAntwayで新規事業を推進する魅力ややりがいについて、お話いただきました!
新規事業はどのような体制で推進している?
───新規事業を担当する部署について教えて下さい
経営推進部の前身となる部署は、創業からかなり早い時期に立ち上がりました。ただし、その頃は部署のメンバーは1名、新規事業以外に既存事業のサポートにも多く携わっており、新規事業へのリソースは限られていたと聞いています。
───時本さんが入社された時期は、Antwayの新規事業推進においてどのようなタイミングだったか教えてください
私は2024年1月に入社しましたが、それ以前は新規事業推進担当が1名おり、その後、私が入社しました。新しいプロダクト本部という組織の設立によって既存事業の体制が整備されたこともあり、経営推進部ではIPOを見据える中で新しい事業成長の機会を獲得するために、リソースを新規事業により集中し、本格的に取り組み始めるというタイミングでした。私を含めた新規入社メンバーや他部署からのメンバーの異動によって組織が拡大し、2024年4月に現在の経営推進部という形になりました。
───経営推進部の現在の体制やメンバーについて、もう少し詳しく教えてください
現在の経営推進部の構成は、CFOを兼務している部門長1名、メンバー4名という体制です。経営推進部の役割としては、経営企画機能と新規事業開発の二つが挙げられますが、現在は4名のメンバーのうち、経営企画機能を1名、新規事業開発を3名が担当しています。新規事業開発では、3名のメンバーがそれぞれ P L(プロジェクトリーダー)としてプロジェクトを推進しています。
実はCEOの前島さんもPM(プロジェクトマネージャー)としてサポートに入っており、新規事業に非常にコミットしてくださっています。前島さんとは定例会議も週次で行っており、日常的にSlackでコミュニケーションをとっています。
Antwayで新規事業に取り組む魅力とは?
───これまで時本さんが新規事業として取り組んだ事例について教えてください
入社後すぐに取り組んだ新規事業は、スープオプションのトライアル販売です。
兼ねてから、つくりおき.jpのお客さまからは、お惣菜に加え、スープなどのオプションもあるとありがたいなどのお声を多数頂いていました。3ヶ月ほどの事前検証期間を経て、2024年1月〜4月に、既存のつくりおき.jpのオプションとしてスープを販売するといった、初期検証するプロジェクトに取り組みました。
具体的な内容としては、入社エントリーの記事(下記参照)でも紹介していますが、当社のお惣菜と一緒にお届けする前提として、どのようなサービスであれば、お客様が持っている課題を解決できるか、インタビューやアンケートを通して分析をしました。
そこからお客様が受け入れてくださる商品や仕様を検討し、さらに実際に商品を届けるキッチンと連携して、最終的に商品のトライアル販売まで行いました。
このスープオプションのトライアルプロジェクトの取り組みにおいては、どのような商品を販売するか全く決まっていない段階から、数カ月という短期間で一連のプロセスを回し、実際の販売までつなげたスピード感は評価できるポイントとして挙げられます。
一方で、スピード感を優先したため、スープの最終的な理想形やそれを実際に購入してくださるお客様がどれくらいいるかなどの検証が不十分になってしまい、スープの商品仕様の磨き込みやスープの最大ポテンシャルを把握することについては改善の余地があったとも捉えています。
ニーズを捉えた後の検証ステップにおいて「どのようなソリューションサービスで価値を届けるか」というPSF(プロブレムソリューションフィット)について学びを得ることになりました。
この学びを活かして、経営推進部としては、現在オプションの検討のような既存のお客様に新サービスを届けることを一度中断し、つくりおき.jpのユーザーではない新規のお客様を主な対象として新たなサービスを開発するという方向へシフトしています。
既存のお客様と同様の課題を抱えている方を対象に、「あらゆる家庭の義務をなくす」というミッションに沿った事業立案・開発を行っています。これまでつくりおき.jpが培ってきた認知やブランド力がないとしても、多くのお客様が利用したいと思えるほどの価値あるサービスを作っていきたいという思いで、新規事業開発に取り組んでいます。
▼時本さんのスープオプションのトライアルPJの詳細については、こちら
【入社エントリー】事業会社、マッキンゼーを経てAntwayの事業開発へ:私の挑戦
───新規事業推進の仕事における魅力、やりがいはどのようなところにありますか?
スピード感を持って、起業に近い経験を積めることが魅力のひとつです。新規のお客様に対して新規サービスを立ち上げるということは、実際の起業と近いフェーズだと感じています。
その一方で、当社がこれまでつくりおき.jpで築いてきた、オペレーションの構築力やデータを分析する人材などは、新規事業を立ち上げるうえで大きな価値だと考えています。これらのアセットをうまく取り入れながら、事業を成長させるというフェーズにあります。
Antwayの特徴として、世の中に前例がないけれど大きな課題を解消できる、価値のあるサービスを提供することが挙げられます。つくりおき.jp同様、このようなサービスを複数立ち上げる取り組みを現在進めています。難易度が高い一方で、サービスが提供できた際には、ブルーオーシャンの中で事業を推進できるだけでなく、これまで多くの方が無意識のうちに諦めていた課題の解消につながるという意味でもやりがいも大きいと感じています。
「王道+PDCA」というカルチャーや、CEOの前島さんの再現性ある立ち上げのメソッドからの学び、0→1の経験において求められる成長の必然性を通して、自分自身が急速に成長できることも新規事業の部署ではたらく魅力であることはまちがいありません。
───最後に、新規事業プロダクトマネジメントの仕事に興味を持っている方へメッセージをお願いします
このような方は、経営推進部のメンバーにマッチすると思います。
実は、今、前職のコンサルの仕事に就いていた時以上に、日々大きな学びや成長を実感しています。社内での1on1やPJの振り返りで気づいたロジカルプレゼンテーションやプロジェクトマネジメントに対する課題に真摯に向き合い、PJの中でPDCAを回すなかで、自身の急成長を実感しています。
また、経営推進部には、現在、プロダクトマネジメント経験者が少ないため、プロダクトマネジメントの経験がある方がジョインしてくださると入社後すぐにご活躍いただけると思います。
学生インターンも募集
現在経営推進部では学生インターンも募集しています。既存事業と比較した際に、新規事業はキャッチアップするべき情報が少ないため、仮説を立てて検証できる方にとっては非常によい環境であると考えています。他人の意見を素直に聞き、自分なりに考えてアウトプットすることを楽しめる方であれば、学生の方でも十分に即戦力として戦っていけるフィールドです。
少しでもチャレンジしてみたい学生の方からのご応募もお待ちしています!
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