不安に思うことは、だいたい起きない。
この記事は、吉田松陰の超訳名言集「覚悟の磨き方」から抜粋してコラムを書いています。
体験するまでは虚像
世間で言う批判とか賞賛とか
どれもこれも、あてになったためしはありません。
真実は、むしろ逆であることのほうが多いのです。
そんなことは百も承知のはずなのに
ありもしない幻想を、あると決めつけ
追いかけることに骨を折る気でしょうか。
不安を感じるとき
だいたいはまだ起きていないことを考えて
心配になったり怯えたりする。
こうなったら
あぁなったら
どうしよう!
考え出すと、それは雪だるまのように大きくなってゆく
何を隠そう、私も新しいことを始めるときにはよく不安がやってくる。
ただ、そんなときはふと立ち戻る。
まだ、それは起きてない
例えば、もしも地震が来ると不安に駆られても
備蓄なり、防災グッズなり、備えるしかない。
だって、今この瞬間はまだ起きてない。
あの人はきっとこう思っているに違いない!
そう思ったとしても、それは本人に事実を確認しなければ、その段階では頭の中の妄想に過ぎない。
あ~このままなんとなく生きるのかな
老後2000万円足りないとか、どうすんのかな
子どもがいじめられたらどうしよう
学校どうしよう
明日、隕石が落ちるかも
地球滅亡の日が!(昔ノストラダムスの大予言とか流行ったよね)
もうね、そんなん人生不安だらけ。
でも
でもだ
それはまだ起きていない。
(大事なことなので2回言いました)
これは別に、不安やネガティブなことを考えるなってことじゃない。
不安=危険予測として備えたり準備をすることは良いことだと思うし、むしろ必要だと思う。
けれど
体験するまでは虚像。
この本の帯にはこんな言葉がある。
不安と生きるか。
理想に死ぬか。
志のために命を張った時代と違い、現代においては理想に死ぬとまでなることは少ないと思うけれど
私は不安に目を向けて生きるより
自分がどう生きたいかに目を向けて生きていたい。
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