なんでもいいがいちばん困るよ
つい口癖で「なんでもいいよ」って言ってしまう。
たとえば、夕飯。
「今日何食べたい?」
「なんでもいいよ」
「ホントになんでもいいのね?」
丸投げされた人は、ちょっとキレ気味。
「なに作っても文句は言わないでよ!」
これってホントに良くないと思っていながら、言ってしまってる。
食べたいものがあるときは、けっこうハッキリ言う私。
でも、そんなのは稀で。
正直、三食ラーメン、三食チャーハンでもいい私。
もしや、「なんでもいいよ」は自分にしか言っていないのではないか?
そう、言われた相手は「あなたに合わせるからなにか注文を言って?」なのだ。
それに対して、いい加減な言葉を投げ返しているのだから、キレられてケンカになってもおかしくない。
うん。いらぬ言い争いが勃発。
ましてや「なんでもいい」と言っておきながら、あんまり本意じゃないものが出てきて「なんでもよくない」場合がある。
「だったら、言えよ!」と言いたくもなります。
ホントはなんでも良くないのに、そう言うことはものすごくワガママかもしれない。
意思決定をしていないのに、違うとなったらタラタラ文句。
これじゃあ、仲も悪くなりまさぁな。
険悪になり、ストレスが溜まっていくだけ。
もし、ホントに何でも良いなら相手には「あなたは何が食べたいの?」と訊いてみる。
何か相手の答えが返ってきて、もし自分がそれで良かったら「うん、それにしよう!」でOK。
ちょっと違うなと思ったら、「なんでもいい」ではぐらかさず、あなたの答えを言いましょう!
ほんの些細なことかもしれませんが、こういうことが積もり積もって、なんか相手のことを嫌いになっていく。
なるべく「なんでもいいよ」はNGワードにしましょ。
自分の意思を持って、自分を相手に表現することは大事なことです。
私たち利用者さんも「こう!」と決めたら最後まで貫く。
相手に丸投げする無責任なワガママからのケンカより、自分がこうしたいというワガママでケンカの方が断然いいですよ。
【執筆:Oneness A 年がら年中IceCoffee】