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ダイエット

私は、中学2年生のときに初めてちゃんとダイエットをしました。元の43kgから38kgくらいになったかな…と記憶しています。手脚が細くなりました。当時はあばらの骨がすごく浮き出ていました。

ダイエットをしたきっかけは、一人の先輩でした。その人はとても細くてきれいでした。一目惚れのような感じで恋愛的な意味ではないけど、私はその先輩の容姿が好きだったんです。あと、当時は体の変化を自分で受け入れられなかったことも理由として挙げられます。

性自認に違和感があるとかではないけど、私は胸が全くない中性的な体型が好きなんです。痩せていると、服をきれいに着ることができるというのも少しあります。中学生のそのときから、ずっと摂食障害の沼に足を一歩踏み入れたままになっていると思います。だから、今でも「ダイエット」という言葉には過剰に反応して怖くなってしまいます。

夏でも肌が乾燥します。冬は肌がガサガサになって痛くて眠れなくなります。毎日、腕に薬や保湿剤を塗る生活にも疲れます。高校生の時から、私の肌荒れは良くなったり、悪くなったりを繰り返しているだけでずっと治りません。私は心身ともに健康にはなれないような気がしています。もう手遅れなんじゃないかな…っていろんなことを諦めたくなります。

病院でも先生に話したんですが、私はずっと痩せたい願望があります。156cmで38~39kgが私の理想です。病院の先生には「38kgでなく、今くらいの体重でキープできてるんだね」という感じで言われたけど、キープなんてできないと思います。その時は正直に、私は「痩せたい」「ご飯を食べたくない」「大学でご飯が食べられない」と先生に言いました。

あまり健康的ではないと分かっているけど、少し痩せすぎているくらいが私の好みです。痩せている方が息切れはしやすいけど、体が軽くて過ごしやすいです。今でも痩せようと思えば痩せられるけど、食事制限も運動もしんどいから、してないだけです…。

私は痩せることで子供の体型に逆戻りできるから嬉しいと感じます。元々ほとんどないけど、胸が平らになって、ある種の快感が生まれていたように思えます。誰にもこの気持ちを理解されなくとも、私は痩せたいです。痩せていたいです。この思いは多分私が死ぬまで消えないと思います。

昔の私は優等生でした。でも、私は昔の自分に戻りたいわけではなく、理想の体型になりたいだけです。38kgよりも痩せるつもりはありません。自分でちゃんと線引きができるならいいだろうし、食べられなくて病院に行かないといけないレベルでなければいいと思うんです。どんな体型でいようと、よっぽどの不健康でなければ自由じゃないかな…と私は思っています。むしろ私は早く死にたいので、不健康な方が好都合です。

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