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珍しく雪が降った日❄️

今日の日記です。

今朝は、父が「雪が降ってる」「傘を持って行かないと」と言っていました。

外に出たら、いつもより白色が多く占めている視界になっていて、見慣れない風景でした。北海道や東北、日本海外側の地域に住んでいる人からしたら、雪は珍しいものでないと思いますが、名古屋在住の私にとっては、雪はとても珍しいものです。今日はとても久しぶりに雪を見ました。

際限なく白い雪が降っていて、雪景色の美しさを目の当たりにできました。雪って、こんなに綺麗だっけ…?と思いました。長いこと雪を見ないと、雪の存在や美しさすら忘れてしまうものなんだなと実感しました。地面に降り積もった雪を踏みしめる感覚や雪の上に残された足跡に、私は懐かしさを感じていました。

大学に着いてからは、雪が降り積もって真っ白になっている木々をたくさん見かけました。雪があるというだけで、いつも違う異世界にいるような不思議な気分でした。一面銀世界とまではいかないけど、白色に溢れた光景がどこまでも広がっていて、新鮮でした。

図書館に行ったら、8時50分くらいだったので、図書館が開館する9時まで入り口で外の雪景色を見ていました。向かい側にいたもう一人の女の人もスマホを片手に度々外に目を向けていました。

図書館に入ってからは、『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』『死にたがりの君に贈る物語』というタイトルの本を手に取って、自習スペースに行きました。どっちを読もうか迷って、『死にたがりの君の贈る物語』という私にぴったりな本を170ページ読みました。そして、続きはまた今度読もうと思って、本を返してから、教室に移動しました。

2限のドイツ語の授業では、隣の席の「ごとうさん」という女の子がお休みでした。いいなあ…と少し羨ましい気持ちになりつつも、ぼんやりと授業を受けていました。

先生の話を聞きながら、頭の隅では、この平穏な日常が失われてしまう想像をしていました。そろそろ何か悪いことが起きて、どん底に突き落とされるかなあ…って、漠然と不安な気持ちになっていました。

私が何もしなくても、どこからか災難が降りかかってくるのが私の今まででした。それはこれからもきっと変わらないです。だから、悪いことが起きないかとふと心配になってしまうんです。でも実は、次はいつ日常がぶち壊されるのかな…って、私はその時を待っているのかもしれないです。いつも通り元気そうな先生を見ながら、先生は私のことをどう思っているんだろう…とそんな煩悩も頭に浮かんでいました。

帰り道では、雪が解けてほとんどなくなっていました。異世界に思えるような白に覆われていた景色が、いつもの色を取り戻して、私の目に飛び込んできました。雪解け水がしみ込んだ地面を踏みしめながら、私はまた雪を忘れていくんだろうな…と思いました。

空高く上った昼時の太陽光に照らされて、雪解け水がしみ込んだこの地面もやがては乾く。そして、非日常的な景色は真の意味で終わりを迎え、世界は更新され続ける。そんなことを考えていたら、ひどく感傷的な気分になりました。

私は泣きたくなることがよくあります。死にたくなるのも泣きたくなるのもうつ症状なのかなあ…と思いました。

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