東京五輪と安倍晋三氏のこぼれ話
一年延期を経て2021年に開催された東京五輪当時の雑誌を読んでいました。
当時の記憶を呼び起こしながらの振り返りになり、
既に古くなった情報でも歴史好きのわたくしには非常に面白い情報を得ることに繋がります。
そこで少し気になったことを発見したので今回はそのお話です。
安倍晋三元首相(故人)は、
「東京五輪組織委員会 名誉最高顧問」
であったのです。
首相であったタイミングと合わせ、
五輪招致及び実現、
そして感染拡大による一年延期を決断したすべての過程で
安倍氏が主にかじを切ったのであります。
しかしながら安倍氏は、
肝心の東京五輪開会式は「欠席」したのでありました。
ご本人曰く
「私は『完全な形での開催』と言ってきており、
一般の観客が入れなくなったことで、
早い段階で遠慮したいと組織委員会に欠席を伝えていた」
言い換えれば、
「無観客開催に対する無言の抗議」
と取ることも可能、
とわたくしは思います。
あくまで私見ですが💦
無観客開催を決断したのは当時安倍総理のあとを引き継いだ菅義偉氏。
微妙な温度差です…
もし観客を入れていたら?の検証は勿論できません。
それにわたくしは安倍氏・菅氏いずれのどちらかに加担するわけでありません。
東京五輪開催にあたってのキーパーソンの一人である安倍さんが、
御本人がきっと体感したかったであろう開会式の場にはいなかったということをお伝えしたかっただけです。
「利権(カネ?!)」をはじめとするどうしようない問題が五輪後に噴出したのは情けない限りです。
しかし当時の懸案事項であった
「五輪開催に直接起因する感染急拡大」
が起きたとは思えません。
むしろあんな状況下で開催した五輪ですから、
それは五輪やスポーツに限らず多大な
「経験値」として活かせるとは思えないでしょうか?
「悲観的に準備して
楽観的に対応する」
はたしかにどんな場面でも常套句です。
しかしながら闇雲に
「悲観的になる」
ことはないことも過去の歴史は教えてくれます。
そして安倍氏に限らず、
一つでも「偉大なる足跡」を我々に遺してくれた方々の思いは忘れたくありません。
先人への感謝を胸に、
恥ずかしくない生き方をしたいものです💝
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