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【Museum⑰】JCIIフォトサロン@半蔵門

退職に伴う有給消化期間の楽しみとして、
都内の博物館・美術館を巡ってみることにしました。

気になっていた「ぐるっとパス2024」を購入したので、
その対象館が中心となります。


第17回:JCIIフォトサロン

JCII=日本カメラ財団が運営する、
写真の展示室です。

ぐるっとパスの対象施設ではないですが、
常時入館無料 
です。


最寄り駅は東京メトロ 半蔵門駅。

城西大学から半蔵門駅に向かいながら、
路上の案内地図に「日本カメラ博物館」と
書かれているのを見つけ、ぶらっと寄ってみました。


現地に着いて案内を見てみると、日本カメラ博物館、
JCIIフォトサロン、JCIIライブラリー

併設されていました。

時間の都合と、日本カメラ博物館は
有料(300円ですが)だったのとで、
無料の JCIIフォトサロンのみ見学することに。

ライブラリーもチラッと見ておけばよかったなー。


日本カメラ博物館の入口。

いずれまた、時間があるときに。


展示

「ステレオ写真に浮かび上がる幕末・
 明治の日本Part4 海を渡った日本人」

が 9/1 まで公開されています。

ステレオ写真が 150年近く前から
存在していたことにも驚きです。

※展示は撮影禁止だったので、
 写真の雰囲気は上記の公式動画を参照ください


1860年、日本の使節団がアメリカを訪問した際の
写真が興味深かったです。

勝海舟や福沢諭吉が咸臨丸で参加した、
万延元年遣米使節だと思われます。

ブロードウェイを行進する使節団

https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/150JapanNY/jp/photo.html


19世紀中ごろの世界がどのような姿だったのか
写真があるとリアルに伝わってきます。

道路沿いに日米の国旗が掲げられ、
軍隊を伴ったパレードが行われていました。

建物の屋根に登って見物する人もいたりして、
異国からはるばるやってきた日本人に対する、
当時のアメリカ人の盛り上がりがわかります。

日本に来たアメリカ人は、
鎖国の敵意にさらされましたけど。


1876年のフィラデルフィア万国博覧会
写真も展示されていました。

開国から十数年で、
アメリカにこんな大きな建物まで作られていたとは。

19世紀時点で、国同士の距離感がぐっと縮まり
日本も世界の一員として
受け容れられていたことがわかります。

この他にも、広大な室内にいろいろなモノが展示されていて、
ビッグサイトのナントカEXPOって感じでした。


19世紀は現代とはまったく違った遠い昔ではなく、
現代とそこまで変わらない風景が広がっており、
歴史のつながり
を感じさせます。


その他写真

本ギャラリーの東側に
皇居外苑半蔵門園地があったので寄ってみました。

皇居外苑というだけあって、警備員常駐の公園です。

こんな公園があるなんて知らなかったなーと思ったら、
2023年3月に公開された新しい公園とのこと。


2015年にイギリス大使館の一部が日本に返還され、
その跡地に作られた公園なんだとか。

大使館時の外壁の一部が残されていたり、
イングリッシュガーデン(らしい)だったり、
イギリスとのつながりが残されています。


実は、半蔵門駅すぐのところにある
半蔵門ギャラリーに行こうと思っていました。

仏教美術を扱う、入場無料のギャラリーです。

https://www.hanzomonmuseum.jp/


月曜じゃないから開いてると思い込んでましたが、
火曜も休館日のため入れず…

また近くに来る機会があったら、
日本カメラ博物館とセットで行ってみたい。

ここに限らず、皇居の周辺には文化施設がたくさんあり、
目移りしちゃいますね。


おわりに

写真が見せるリアリティは、
やはり絵とは段違いです。

19世紀後半の風景や人々の姿を
現代と重ねて見ることができますね。


本館では展示品の撮影が禁止されていたので、
自分が取っていた簡単なメモをもとに
どんな展示だったか思い出し
ながら
感想を書きました。

写真がないとなかなか書き進められず、
写真に頼って生きていることを痛感することに。

カメラや写真の発明は、
社会を大きく変えたんだなと改めて感じました。


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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。