複業採用の教科書〜求人公開型編〜
こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。累計1,000社、100自治体、60,000名以上にご登録いただいている総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しています。
今回は、複業クラウドリリース4周年を記念し、複業採用ノウハウをnoteで無料大公開します!企業様からよくいただくご質問を基に全10回に分けてリアルを書きましたので、お見逃しなく!
第4回 求人公開型編
複業採用における母集団形成方法は、正社員採用同様、求人公開型とスカウト型の2種類があります。本noteでは「求人公開型」にフォーカスし、複業採用ならではのポイントや注意点を詳しく解説していきます。
求人公開型の成功ポイント
求人公開型とは、プラットフォームや求人掲載媒体に募集を公開し、エントリーを待つ方法です。エントリーしてくれた候補者のプロフィールを確認しながら、メッセージ上で日程調整をし、面接に進んでいきます。
複業採用では求人公開型・スカウト型の併用が基本となりますので、【スカウト型編】も併せてチェックしながら採用を進めていきましょう。
求人公開型における成功ポイントは(意外かもしれませんが)能動的に動くことです。求人を公開し、ただエントリーを待つだけでは思うように採用は上手くいきません。SNSで求人をシェアしたり、タイトルやサムネイル画像をリニューアルしたりするなど、自己努力できる部分は多数あります。
応募が集まりやすい求人の作成ポイントは【求人作成編】で解説していますので、より多くの候補者と出会えるようアップデートしていきましょう。
求人公開型のメリット・デメリット
求人公開型のメリットは、複業意向度が高い候補者と接点が持てる点です。公開されている求人に応募している時点で、あなたの会社もしくは業務内容に興味があります。また、候補者は自ら能動的に複業を探している段階であるため、スピード感をもって稼働をスタートできる傾向にあります。
一方、求人公開型のデメリットは、必ずしもスキルマッチする人材がすぐに応募してくれるとは限らない点です。特にハイスキル人材、専門人材を求めるケースでは、ほかの業務に比べて候補者の母数が限られているため、すぐに最適な人材と出会える確率はどうしても低くなります。
また、応募を待つという仕組み上、どこまでいっても採用ペースをコントロールすることはできません。スピード感をもって「○○日までに採用したい」という緊急性の高い案件では、スカウト型を積極的に使うことをおすすめします。
求人公開型で注意すべき点
①経歴だけで判断せず、面接をしよう
『複業採用の教科書』では度々お伝えしていますが、複業で活躍できるか否かをプロフィールだけで判断することは非常に難しいです。書類上の経歴や実績だけで判断せず、メッセージのやり取りやポートフォリオの確認、そして面接を実施するようにしましょう。
特に求人公開型では、あなたの会社で働きたいという意欲が高い候補者がエントリーしてくれています。スキルマッチはもちろんですが、熱意やビジョンマッチによってより高いパフォーマンスを発揮してくれるケースも多いでしょう。定量的指標だけでなく、定性的な相性を確かめるためにも、ぜひ一度面接でお話してみましょう。
②エントリーには必ず対応しよう
正社員採用同様、エントリーやメッセージには必ず対応しましょう。メッセージの対応1つでその会社の印象が決まります。エントリーやメッセージを無視してしまうと、企業のブランディング毀損等へ繋がってしまいますのでご注意ください。
また、面接でお断りすることになった方にも丁寧にメッセージを送りましょう。特に複業では、一度お断りになってしまった方でも別の案件を依頼することが多くあります。より求める業務が細かいからこそ、今は依頼できることがなかったとしても1か月後には業務が発生することも珍しくありません。メッセージでは「今、この案件ではタイミングが合わなかった」ことをはっきりと伝えつつ、継続的に接点を持ちたい旨を伝えるとよいでしょう。
他には、募集が終了した求人をうっかり閉じ忘れてしまい、応募が殺到してしまうケースも多々あります。未来の複業仲間を自らの手で潰さないよう、募集終了とともに応募は必ず閉じるようにしましょう。
ここまで「求人公開型」のメリット・デメリット、注意点をご紹介してきました。次回はもう1つの入口である「スカウト型」についてお話しますので、是非チェックお願いします!
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大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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