複業採用の教科書〜スカウト型編〜
こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。累計1,000社、100自治体、60,000名以上にご登録いただいている総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しています。
今回は、複業クラウドリリース4周年を記念し、複業採用ノウハウをnoteで無料大公開します!企業様からよくいただくご質問を基に全10回に分けてリアルを書きましたので、お見逃しなく!
第5回 スカウト型編
第4回では「求人公開型」にフォーカスし、メリット・デメリットや注意点を解説してきました。今回はもう1つの入口である「スカウト型」について紹介していきます。
「求人公開型」と「スカウト型」は併用することで複業採用のスピード・効果が最大化されていきますので、前回のnoteと共に参考いただき、実践してみてください!
スカウト型の成功ポイント
スカウト型の成功ポイントは、候補者が「自分にできそう」と感じるかどうかです。その感情を抱くタイミングは人それぞれですが、業務に対して親近感が湧いたり、過去の経験との類似点が見つけられたときに「自分にできそう」と感じるでしょう。
そのため、テンプレートの乱打ではもちろん効果がなく、候補者のプロフィールを見ながらカスタマイズして送ることが非常に重要です。
例えば、「ホームページ制作・運用を任せる複業人材」を採用したい場合のスカウト文面を考えてみます。以下の文面では、候補者に「自分にできそう」と感じてもらうために、「依頼したい具体的な業務内容」と「候補者の業務経験」を引用しながら共通点を伝えています。
また、案件に関わらず「どうしてもこの人と働きたい」という複業人材が見つかった場合、以下の文章を添えてスカウトを送ってみましょう。
この一文を入れることで、今ある案件ではご縁がなかったとしても、継続的な接点を持ちながら将来的にご一緒できるきっかけをつくることができます。
スカウトがなかなか刺さらずお困りの企業様や初めて複業採用のスカウトを作成する企業様は是非ご相談ください!
スカウト型のメリット・デメリット
スカウト型のメリットは、スピード感をもってスキルマッチした人材と出会えることです。採用担当者の努力次第で候補者との接点を増やすことができるため、すぐにでも採用したい案件では非常に有効です。
また、ハイスキルな優秀人材ほど、企業からのオファーを待っているケースが多いです。熱のこもったスカウト1通が候補者の心を動かします。他社と差別化し、優秀人材を仲間にする上で、スカウトは非常に重要です。
スカウト型のデメリットとしてよく声をいただくのが「運用工数」です。業務にマッチした候補者を検索し、スカウト文面を考え、送付する作業は、ただでさえ多忙な採用担当の方にとって負担に感じるでしょう。「複業クラウド」では、候補者ごとのアレンジにも対応できるスカウトのテンプレート登録機能を使うことで送付工数を格段に軽減することができますので、是非活用してみてください。
スカウト型で注意すべき点
①正社員採用と同様、乱打はNG
スカウト型で最も避けるべきは、乱打をしてしまうことです。複業採用における避けるべき乱打は2種類あります。
まず、明らかなテンプレート文面を大量に送ってしまうことです。複業をしたい候補者は、より具体的な自分に合った案件を求めています。汎用的な文面では企業イメージを下げることにしかつながりません。
もう1つ注意すべき点は、明らかにミスマッチな人材にスカウトを送ってしまうことです。ミスマッチなスカウトは「自分のことをわかってもらえていない」という不信感を与えるきっかけとなります。
ミスマッチなスカウト例は、営業案件をデザイナーに送ってしまう、特定のエンジニア言語が必須条件の案件をその言語を持っていないエンジニアに送ってしまう、などが挙げられます。依頼したい業務を言語化し、最適な人材にスカウトを送るようにしましょう。
②スカウト通数制限に注意
プラットフォームのスカウト機能には、「複業クラウド」のようなスカウト通数無制限のサービス、プランごとに送付上限が決められているサービス、1通あたりいくらという形で課金制になっているサービスなど様々な種類があります。
スカウト通数が無制限ではないサービスを利用する場合は、残数に要注意です。気づかぬうちに通数上限に達してしまったり、オーバーして自動課金されてしまうなどが発生する危険があります。このケースでは、あらかじめ送る候補者をリストアップし、複数担当で実施する場合はチェックボックスを活用しながら管理するのがおすすめです。
複数職種で複業人材を採用したい場合や担当者が複数いるケースでは、スカウト通数の管理が非常に難しいため、通数無制限のサービスもチェックしてみましょう。
ここまで「スカウト型」の複業採用におけるメリット・デメリット、注意点をご紹介してきました。次回は、いよいよ【面接編】です!
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大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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