【おもしろ食材レポ】焙煎から行うコーヒー豆
自分でも自分のことを「せっかち」な性格だと思っています。
5分の行列に一人で並ぶことはできないし、エレベーターに乗ったらまず「閉」のボタンを押し、その後に行きたいフロアのボタンを押します。自室には時短家電が揃っているし、常に効率的な動線で移動するように心がけています。
そんなせっかちな僕が、最近コーヒー豆を焙煎するようになりました。そう、あのコーヒー豆(生豆)の焙煎です。毎日ボタン一つでコーヒーを淹れていた僕が焙煎までするようになるなんて自分でも驚きです。ですが、コーヒー豆の焙煎、やってみると意外と良いものです。
焙煎で使っているのは、手網だけ。自家焙煎の方法をググって見よう見まねで初めてみました。コーヒー生豆を入れてガスコンロの上でシャカシャカ振っていると、緑色の豆が次第に黒っぽく焙煎されていきます。焙煎時間は驚くほどコーヒーの味に影響するので、自家焙煎なら自分好みの味に焙煎することができます。
この手軽さや味への探求が気に入っていますが、焙煎の一番のお気に入りポイントは、焙煎中に「無」になれることです。焙煎していると、コーヒー豆からパチパチと焚き火のような音がしてきて落ち着きます。いわゆる1ハゼ、2ハゼというやつです。キャンプなどで焚き火するのは時間的にもハードルがありますが、家で気軽に焚き火気分を味わえるのはなかなか良いです。
いつもはせっかちな僕ですが、豆を焼いている時間は自然と自分と向き合う時間になっているのかなと思います。贅沢な時間の使い方かもしれませんが、そういう時間があるからこそ、日々頑張れるのだと思います。
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