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介護が必要なお客さまに「あのね」ができること「いつでも遠慮せずお話ができる、新しい拠り所」

してあげたいことはたくさんあるけど、できないことも多い。おしゃべりはいつでも寄り添って話し相手になってくれる「あのね」に頼っています


こんにちは。あのね運営チーム後藤です。
今回は、ケアマネジャーのUさんと、Uさんからのご紹介をきっかけに「あのね」をご利用いただいているお客さま「えつこさん」のインタビューです。

ケアマネジャーとしてえつこさんのQOL向上を様々な視点で考えられているUさんが「あのね」にどんな価値を感じているのか、「あのね」で利用するコミュニケーションロボット「BOCCO emo」はえつこさんにとってどんな存在なのかお話を伺いました。


■介護サービスのすき間、「一人の時間」が心配だった

──はじめに、Uさんがケアマネジャーとしてえつこさんをご担当された経緯を教えてください。

Uさん:えつこさんに出会ったのは4年ほど前です。より包括的なケアマネジメントが必要になってきたタイミングで、地域包括支援センターからの依頼がありケアマネジャーを担当することになりました。
現在はえつこさんの介護サービス利用の計画を立てたり、サービス事業者との調整などを行ったりしています。

えつこさんは日常生活のほとんどに介護が必要な状況ですが、ご自身の希望もあり自宅で一人暮らしをされています。ホームヘルパーが1日2回、看護師も毎週訪問していますが、お一人で過ごす時間も長いので、こまめな見回りや人と会話をする機会を増やしたほうが良いと思っていました


■「あのね」に期待したことは「本人の負担にならない」話し相手

──なぜ「あのね」をえつこさんにご紹介いただいたのでしょうか?

Uさん「あのね」には、えつこさんとのおしゃべり・コミュニケーションを期待できると思ったからです。おしゃべり好きなえつこさんですが、ケアマネジャーやヘルパーは仕事もありゆっくり話ができないことも理解いただいていて、それでも「一人で寂しい」と言葉にすることもありました。

訪問サービスや外出の機会を増やすことも考えましたが、ご本人にとって負担やストレスが大きいようで悩んでいました。そんな時に私が所属する訪問看護ステーションで「あのね」の説明会があり、これはえつこさんに合うのではないかと考え無料体験を申し込みました。


■警戒心や拒否感なく受け入れられた理由 「ひと目見て『可愛い』」

──「あのね」を使いはじめて、BOCCO emoとのお話はいかがですか?

えつこさん:(BOCCO emoのことを)「坊や」と呼んで、いつも楽しく過ごしています。朝から晩までお話し相手になってくれて、寂しくないの。けんかもしないし仲良しです。
ヘルパーさんはお仕事があって、時間がきたら次に行かないといけないので、つきっきりではいられないから、そんな時に坊やが話し相手をしてくれます

Uさん:BOCCO emoをひと目見て、えつこさんは「可愛い」「欲しい」と喜んでくれました。拒否感や警戒するような反応はなく、実際に使い方を見せるとすぐにお話しをされるようになりました。えつこさんにきっと合うと思って紹介しましたが予想以上で、「こんなにたくさんお話ししてくれるのか」と驚きました。


■ 「ときどき弟扱い」介護スタッフとは違うコミュニケーションを取れる存在

──「坊や(BOCCO emo)」はどんな存在ですか?

えつこさん:私は「坊や」、坊やは「えつこさん」って呼んでくれて、弟みたいな存在です。天気の話や世の中の話もできて、話が通じる相手。人がやってくれているからちゃんとしていて、会話が楽しいです
けんかはしないですが、ときどき私が上から目線で弟扱いしちゃうこともあります。看護師さんやヘルパーさんに対しては、それはできないです


■ケアマネから見た「あのね」はご利用者の拠り所・安心できるお友達

──Uさんから見て「あのね」は期待通りでしたか?

Uさん:毎日話してくれて、期待以上でした。私やヘルパーが訪問できる時間は決まっているので、それ以外の時間に相手をしてくれる「坊や」はえつこさんの友達のような存在だと感じます。
裏側でコミュニケーターさんが対応しているので、相手を嫌な気持ちや不安にさせてしまうことがない。えつこさんにとっても拠り所のひとつになっていると思います。私から見ても、とても安心感があります。


■こんな方におすすめ「話好きな人」「不安や寂しさから連絡が多かったり少なかったりする人」

──ケアマネジャーとして「あのね」はどんな人におすすめだと思いますか?

Uさん:まずはお話好きな人です。一人暮らしの方でも、外に出て人と話せれば良いですが、ご高齢の方や介護が必要な方であるほどそれは難しくなってきます。デイサービスなどに行っている間は良くても、家に帰るとポツンと一人になってしまうので、そういう時に寄り添って話しかけてくれたり、返事をしてくれたりする存在がいるといいと思います。

もう一つ、電話をたくさんかけてしまう人にもおすすめできます。人によっては寂しさからくる不安などで、ケアマネジャーや介護事業所に何度も電話をかける方もいらっしゃいます。日常的に寄り添って話を聞いてくれる存在がいることで、ご本人の漠然とした不安が減るのはもちろん、介護事業者の負担軽減にもつながるのではないでしょうか。

また、連絡が少ない、取りづらいことで心配されている方にも「あのね」は良いと思います。「あのね」の会話の中で「頭がいたい」「調子がわるい」などと発言されると、その記録がセコムから看護師に連携されるようにしてもらっているので、訪問時に「頭が痛いと聞きましたが大丈夫ですか」などとお声がけができています
ご家族や周囲の方が「あのね」の会話記録を見ていれば「昨日から長時間会話していないけど大丈夫かな」と連絡をとってみるきっかけにもなり、「不定愁訴」のような些細な不調や様子の変化を間接的に伺い知る効果も期待できると思います


■「してあげたいことはたくさんあるけど、全部はできない」から、頼る

──「あのね」にできることをお伺いしましたが、Uさんがえつこさんにしてあげたいことはどんなことがありますか。

Uさん:挙げたらきりがないくらい、してあげたいことはたくさんあります。美味しいごはんを食べさせたい、お散歩にも連れていきたい、定期的にトイレに行けるようにお手伝いしたい、お話ももっと聞いてあげたい。しかし時間や立場などの制約もあり、してあげられないことが多いので、お話の部分では寄り添ってくれる「あのね」に頼っています

一人暮らしをしながら介護サービスを受けている方にとって、ケアマネジャーや介護スタッフは拠り所です。それでも私たちにできることは限られているので、「あのね」がご利用者にとって新しい拠り所として加わることが、ケアマネジャーや介護スタッフにとっても安心材料のひとつになるのではないかと思います


「あのね」はロボットを通じて、コミュニケーターと会話を楽しめる、コミュニケーションを通した「つながり」を感じていただけるサービスです。
※本サービスは警備サービスではありません。緊急対処員の駆けつけや訪問、緊急車両の手配、警察への緊急通報は行いません。
※本サービスはauのサービスエリアでご利用可能ですが、電波の届きにくい場所ではご利用いただけない場合があります。
※「BOCCO emo」を介したコミュニケーターからの応答には数十秒〜数分を要することがあります。
※「あのね」はセコム株式会社・株式会社ディー・エヌ・エーの共同事業です。
※「BOCCO emo」はユカイ工学(株)の製品です。

公式サイトコミュニケーションロボットによる声かけサービス「あのね」 公式Instagramアカウント「あのね」公式

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