【栄養学】ビタミンの役割~不眠症にはビタミン○が不足している!
ビタミンは主に13種類あり、水に溶けやすい水溶性ビタミンと油に溶けやすいビタミンに分類されます。
・水溶性ビタミン
ビタミンB群(B1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、葉酸、B12、ビオチン)、ビタミンC
・脂溶性ビタミン
ビタミンA、D、K、E
(覚え方は、脂溶性ダケ(DAKE)、とワードをつくると覚えやすいです)
【ビタミンの働き】
ビタミンは三大栄養素が細胞内に運ばれた後、身体の様々な組織を形成したり、エネルギーをつくる時に潤滑油の働きをする働きをします。
ビタミンがないと、ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸を分解してエネルギーをつくる代謝活動は行われません。
ビタミンはすべての代謝活動を担う酵素を補助する重要な役割があります!
【ビタミン不足による影響】
・脚気、手足のしびれ、疲労感、息切れ、動悸、貧血、セロトニン不足、うつ、精神疾患、不眠症、認知症、腸内疾患などがあり、
現在、多い不眠症や貧血はビタミンB12が不足している可能性もあります。
ビタミンB群は精神安定ホルモンであるセロトニン合成に欠かせません!
不思議なことに腸内善玉菌が減少するとセロトニン合成も低下してしまいます。
ビタミンが腸内環境、脳(内分泌)の相互関係を繋げている一例でもあります。
ビタミンB12は発酵食品、魚介類に含まれるので症状がある時は取り入れると緩和しやすくなります。
【まとめ】
ビタミン類は総合的にはサポートを促します。
ミトコンドリアがATPをつくる時に働く酵素を補助
セロトニン合成をサポート
腸内コントロール
と言ったように不足すると症状が現れやすいのがビタミン類です。
取り入れることで治ってしまう自然薬にもなります!
有名なのは昔に流行った脚気です。
手足のしびれ、食欲不振、動悸、膝蓋腱反射消失、心不全、感覚麻痺など当時は命に関わる病。
脚気はビタミンB1不足が原因。
今でこそ、原因は判明していますが当時は未知の病でした!
ビタミンB1は玄米に含まれますが、元禄時代に白米が浸透してから不足したとも言われています。
現在は食が豊富なので脚気までは起こらなくても不足すると、手足のしびれ、疲労感、息切れなどが起きやすくなります。
B1は玄米以外に大豆、穀物、ゴマ、豚肉、のり等を摂取すると補えます。
今は食が飽和状態でもありますが、コンビニ弁当やパン食、インスタントで実質不足している可能性が高いです。
もし、なかなか食を変えられない場合は、のり、ゴマ、穀物を手に入れてワンポイント付け足すだけでも不足を補えます。
少しの変化が予防に繋がります!