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湖畔の森でスローシャッター遊び 2025 インフルエンザ大流行

 私ごとですが、年末に15年ぶりのインフルエンザに罹患しました。
 幸いにも私の場合は、熱が上がりだしたところでかかりつけ医の発熱外来に行って治療薬「ゾフルーザ」を処方していただいたら、これが劇的に効いて何とか事なきを得ることができました。^^;
 インフルエンザの治療薬はいろいろありますが、こちらのゾフルーザはこれまでの薬より急激にウイルス量が減少するようで、翌日にはウイルス量がタミフルを服用したときの1/100に下がると言われています。

塩野義製薬の「ゾフルーザ」。 インフルエンザ治療薬の中では最も新しい薬ですがこれスゴイ。

 それにしても、今シーズンのインフルエンザの流行は凄まじいですね。私が処方してもらったようなインフルエンザ治療薬も全国の医療機関で品薄状態のようです。また、新型コロナウイルスとインフルエンザA/Bを判別する抗原検査キットはどこの薬局へ行っても品切れで売っていませんでした。

特に年末年始の医療機関が休んでいる間にかかっちゃった方は本当に大変だったと思います。

 なぜ今年はこれほどの大流行になっているのか?その理由としては今年の
インフルエンザウイルスの感染力がとても強いということと「免疫負債」の2つが大きく関係していると考えられています。

 インフルエンザウイルスの型には
 ・大流行=パンデミックを起こすA型(144の亜型)
 ・地域的な流行を起こすB型(2系統)
 ・季節的な流行は起こさないC型
の3つがあるのですが、今年はA型が猛威をふるっています。しかも、A型の中でも特に感染力が強い「A pdm09型」が 患者の9割を占めていると言われています。これは2009年に新型インフルエンザと呼ばれていたものですね。

 また「免疫負債」とは、ウイルスに触れる機会が減った結果、免疫がアップデートされず、免疫力が不十分となって重症化を引き起こしやすいという考え方です。

何とコロナ禍のインフルエンザ発症数は多かった時期の1/1000。うがい・手洗い・消毒の効果よ!

 コロナ禍ではマスクの着用や外出制限で 感染対策が徹底されたことでインフルエンザウイルスも新たな宿主に感染できず封じ込められたものの、その反面、ウイルスを浴びる機会がなくなって、人間の身体に備わっている免疫が対応の仕方を忘れてしまったというわけです。
 だから感染対策が緩んだ現在、インフルエンザはもちろん、新型コロナウイルス、マイコプラズマ、溶連菌、RSウイルスなど一緒に抑え込まれていた他の感染症も同時多発的に流行して、さらに混迷を極めているのですね。

 おっと。インフルエンザの話ばかりしていてスローシャッター画像を忘れるところでした。^^;

では、本日も画像クリックで大きく表示してご覧下さいませ。

 私を診察してくださったかかりつけ医の話では感染拡大のピークはまだまだ先だそうです。みなさん、どうかお気をつけくださいね。^^;

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