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オオバンが公園を歩いていました

 近くの公園を散歩していましたら、目の前をオオバンが歩いていました。
  ま、私的にオオバンは「近所で最もよく見かける身近な水鳥」の第一位ですから、珍しくもなんともないんですけど、とりあえず撮ってみました。w

オオバンは全身が黒で額とくちばしは白。でもって、目は赤いんですよね。

 オオバンは、水辺にある草やヨシの中に住み、主に水草を食べて暮らしていますが、こうして陸に上がって食餌をすることもあるのですね。(^^;)

私が近づいたら池へ向かってまっしぐら。慌ててコケてるのがいますね。(^^;)
はい、池へ飛び込みました。用心深いって言うか怖がりすぎ。www

 この鳥はそもそも夏は北海道や東北で、冬は関東から西ですごす「標鳥」でしたが、近年は移動をせずに同じ地域で繁殖をする「留鳥」が増えてきたようです。ですから、40年ほど前までは関東以北で繁殖していましたが、近年は全国各地で繁殖して増加傾向。日本中でその姿を見ることができます。

 私はてっきりカモの仲間だと思っていたのですが、クイナの仲間だったとはちょっと驚きです。

 数が減ったといわれる鳥が多い昨今、なぜオオバンだけが増えているのか?その理由はよくわからないのですが、一説によると環境汚染がひどくなった中国から大移動してきているんじゃないかと言われています。

ま、よく見たらカモ顔じゃないし、ニワトリっぽい気もしますけど、実はツルと同じ仲間です。

 びわ湖では1980年に北湖東岸で繁殖が確認され、1990年代には全域で見られるようになったそうです。全国39か所で行われている「環境省渡り鳥飛来状況調査」では、びわ湖のオオバンの数が群を抜いていて、当時は国内で越冬するオオバンの6割がびわ湖に集中していると推定されていました。

オオバンの足にはカモのような水かきが付いていないのに、よく泳げるなと思ったら、

 ちなみに、滋賀県が行っている水鳥の生息数調査によると、びわ湖での最多生息数は2016年の84,869羽で、近年は徐々にその数を減らしていまして、2021年には29,338羽となっています。一旦増えたものがまた減っているわけで、それもまた不思議な話なのですが、どうやら今は全国各地へ散らばっているみたいですね。(^^)

閉じたり開いたりする弁足と呼ばれる不思議な形の足を持っていました。

 ずんぐりむっくりしてるのに、この足のおかげで泳ぎはうまいし、陸上も速く走れる。そして、もともと渡り鳥だから、長距離を飛ぶ持久力もある。

 いや、なかなかおもろいヤツ。(^^)


おまけ

帰りに振り返ったら、いつの間にかまた池から上がってました。私がそんなに怖かったんかい!w


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