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低山の紅葉 雲か霧かそれが問題だ

 先週、低山の紅葉を観に行ったら、しきりに雲を生産していましたので面白がって撮ってきました。

 モクモクと湧き上がる霧が空に昇って雲となる様が山の紅葉とマッチして美しくていい感じです。(^^)
 ところで、雲と霧はどう違うのでしょうね?
 霧は地表付近の空気が冷やされて、空気中の水蒸気が微水滴になったもの。雲は上空で空気が冷やされて、空気中の水蒸気が微水滴(または氷の粒)になったもの。
 ですから、成分はどちらも同じ空気中の水蒸気が凝結してできたただの「水」です。

 しかし、これらは「地面に接しているかどうか」で呼び名が変わります。地表付近に浮かんでいるものを「霧」、空の高い所に浮かんでいるものは「雲」と呼びます。

 したがって、この画像のように山肌から湧き出しているものは「霧」ですが、地面を離れて上空へ上がった途端に「雲」となります。

 もっといいますと、富士山に雲がかかっているとき、麓から見ている人にとってそれは「雲」ですが、登山中でその雲の中にいる人にとっては「霧」となるわけですね。

 ただし、空に浮かんでいる雲の中へ飛行機で突っ込んだ場合、窓の外を流れていく真っ白なもの。それは「霧」ではなく、あくまで「雲」なんです。

 ああ、ややこしい。(^^;)


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