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土寄せをしなくていいマルチ栽培のジャガイモに土寄せしてみた

 9月に苦労して植え付けた秋ジャガがかなり大きくなって来ました。

 私は例年、超高畝栽培でジャガイモを育てているのですが、今年の秋ジャガはちょっと思うところがあってマルチ栽培をしています。

 超高畝栽培は、ジャガイモの芽が埋まるほど土寄せをすることでストレスを与えて収量を増やす栽培方法。埋められることで危機感を持ったジャガイモがストロンをたくさん出しますので、一株で穫れる個数が多くなることもさることながら、一つずつのイモが大きくなることが一番の利点です。

昨年の秋ジャガ。こういうのがゴロゴロ穫れるところが超高畝栽培の魅力ですね。(^^)

 一方、マルチ栽培は一旦植え付けたら土寄せ作業をしなくてもよいことが最大のメリット。イモが地表付近にできるから収穫も楽なんです。
 さらにマルチをかけることで除草の手間がなく、雨で土が締まることがありません。土の団粒構造が守られ、ジャガイモがしっかりと根を張ることができるので収量も増えるんですよね。

じゃあさ、両方のいいとこ取りしてみたらどうなるのかな?

 これが、今シーズンの秋ジャガの私のテーマ。(^^)

 というわけで、土寄せをしなくていいマルチ栽培のジャガイモに、わざわざ土寄せを、それも超高畝栽培と同じくらいドカッとしてみようという、きっと今まで誰もしたことがないであろう試みにチャレンジです。

9月の厳しい残暑で種イモが腐って、半分ほどしか出芽していませんがやってみます。
まず、マルチを半分だけ外して畝間を耕耘。この土を土寄せに使います。
次にマルチ止めを全て抜いて、黒マルチを畝の中央に寄せます。こちらの畝は欠株だらけですね。
ここまでできたら準備完了。両側からしっかり土を寄せていきます。
アメリカンレーキを使って、先ほど耕した畝間の土を畝にドカッと盛って行きます。
こちらのジャガイモはすでにかなり大きくなっていましたので、背丈の半分ほどを埋めています。
こちらはてっぺん近くまで埋めることができました。土をはねのけて大きくなれよ。

 さあ、マルチを張ればしなくていいはずの土寄せ作業。
 しかも、超高畝栽培だからてんこ盛り。
 両方のいいとこ取りのつもりが、
 マルチを張る手間と土寄せのダブルで手間がかかります。
 いやいやいや。
 これ、マルチ栽培のメリットをわざわざ消してない?
 はい、それでも収量が増えるならいいんです。
 

 うわ、追肥するの忘れました。www



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