
畑に厄介ごとが続いてるんですけど、どうしましょ?病気編(^^;)
実は昨年から今年にかけて、我家の畑では病気や害虫などの様々な異変が連続して発生しています。
例えば、冬越しさせたスナップエンドウがここに来て何本も立ち枯れました。スーパーで買った豆苗を再生栽培して同じ畝に植えつけた絹サヤもほぼ全滅です。

これは「エンドウの立ち枯れ病」。病原はフザリウム属菌という糸状菌(かび)ですね。
続いてこちらは春になって肥大期に入ったニンニク。さあこれからというときに葉がどんどん黄色くなって行くんです。

ニンニクの病気にはいろんな種類がありますが、これはどうやら「葉枯れ病」ですね。原因となる菌はプレオスポラ・ヘルバルムやステムフィリウム・ボトリオスムなどの糸状菌。
この他にも秋にはインゲン豆の葉や鞘が枝についたままカビて腐るし、大根は切ってみると黒い簾が入ってるという事案もありました。(^^;)
これらについても調べてみましたら、インゲン豆は「灰色かび病」で、病原はボトリチス シネレアという糸状菌。また、大根の黒い簾は「バーティシリウム黒点病」。これもバーティシリウム属の糸状菌が悪さをしているらしい。
こうして見ていくとこれらの病気を引き起こしているのはどれも糸状菌。つまりカビなんですよね。糸状菌はものすごく種類が多くて、堆肥を作るときにいい働きをするのもいるけど、こういう悪さをするのもやっぱりいるんですね。調べてみましたら、土壌にいる微生物のうち1割くらいは植物に害を与えるのがいるそうです。
これらの病原菌の多くは土壌に潜んで土中伝染するので、対策としては病気になった残渣を畑に埋めないこと、連作を避けること、各種薬剤による土壌消毒とありました。
うーん、薬剤による土壌消毒が一番効果的で手っ取り早いんだけど、せっかく増えてきた他の微生物までいなくなるのは困るのでそれも考えもの。
ああ、こまったこまったこまどり姉妹。(^^;)
今のところレタスやキャベツなどの葉物野菜、アスパラガスやサトイモなどは健康に育っていますのでいいんですが、今年はどうも病気が多そうです。夏野菜は大丈夫かなー?
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