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我々にとって最も身近な虫のお食餌風景

 人間を最もたくさん死に至らしめている生物。それは「蚊」です。
 世界保健機関(WHO)などの統計によると、蚊が媒介するマラリアなどの感染症により、年間数百万人もの人が命を落としています。これは、他の動物による死亡者数を大きく上回る数なんですよね。

 昨日の記事で「酷暑で昆虫の絶対数が減っている」と書きましたが、どうやら害虫と呼ばれる虫たちだけは増えているらしいですね。今年は暑すぎて蚊がいないという話がSNSでは話題になっていますが、我が家の周辺では例年通りというところでしょうか。

 さて、先日家族で夕飯を食べていたら、なんと揚げ物の付け合わせにしたキャベツの千切りにヒトスジシマカ(ヤブカ)がやってきて、食餌を始めたんです。こんな機会はめったにありませんので、早速撮影開始です。(^^)

蚊の雄と雌は触角で見分けることができます。オスの触角は羽毛のようにフサフサしていて、
雌は細い糸のようになっています。ということは、こちらは雄ですので血は吸いませんね。(^^)

 蚊の主食は「血」と思われがちですが、普段の彼らは花の蜜、果物や植物の汁などを主食として生きています。
 血を吸うのは産卵期に入った雌だけでして、卵を大きくする栄養を得るためなんですよね。

 蚊の雌は人や動物の吐く息や皮ふのにおい、体温を感知して血を吸う相手を探して狙ってきます。私が畑仕事の合間に汗だくで日陰で休憩していると、椅子に座ったとたんにいろんなところを蚊に刺されるんですよね。しかも、それが私からは見えないところばかり。
 その経験から最近私が考えているのは、彼女たちはどうやら「人の視線と視野角を把握していて、死角を狙って吸血しているんじゃないか?」ということです。この仮説、いつか検証したいものです。^^;
 ちなみに、最新の研究で分かっている蚊の習性は次の3つだそうです。

  1. 蚊は黒や紫などの濃い色のものに集まる。

  2. 蚊は二酸化炭素を感知する能力が極めて高い。

  3. 蚊は足などに多い「常在菌」が発するにおいを好む。


 ははあ、だからか。
 ヤツラに足首をよく狙われるわけだ。
 それは靴下が黒っぽいからなんだな。
 え?足がクサいから蚊が寄ってくるんだろって?
 いやいやいや、それはちがうんじゃ?
 自信なし。www


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