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3年ぶりにアジサイの植え替えをしてみました

 寒くなったらやろうと思っていたにもかかわらず、腰が重くてなかなか着手できなかったあじさいの植え替え作業をやっと行いました。

 庭木などの植物は休眠期である11~2月の時期に植え替えるのがセオリーとされています。この時期だと根をさわってもダメージが少なくて済むので、植え換えるならサッサとやらねばなりません。
 特にあじさいは成長が早くて根の回りがすごいので、1~2年で一回り大きな鉢に植え替えてやらねばなりません。植え替えずにそのまま育てていると根腐れや根詰まりを起こしたり、通気・水はけが悪くなったり、養分が足りなくなったりといいことは一つもないのです。
 それはわかってるんだけど、この季節の外仕事は結構つらいものがありますから、つい3年も放置してたんですよね。(^^;)


 というわけで、前回はどうしてたんだっけ?と記録を見てみると、3年前の私は緩効性の肥料分を多めに足して土作りをしていたようです。
 自作の雑草堆肥、腐葉土、バーミキュライトを加えて作ったベース土に、赤系統の株には有機石灰と赤あじさい専用肥料を、青系統の株にはピートモスと青あじさい専用肥料を加えてpH調整をしていますね。結構真面目にやってるようですな。すっかり忘れちゃってますけど。w

 ちなみに今回は、ほぼ市販の培養土をベースにしながら青あじさい用と赤あじさい用に2種類の用土を作りました。
 あじさいを青く咲かせるには土の酸度を上げねばなりません。普通の培養土に強酸性のブルーベリー用の培養土と鹿沼土を加え、緩効性の有機肥料を適宜まぜています。
 一方、アジサイを赤く咲かせるにはアルカリ性の土が必要です。こちらは普通の培養土に有機石灰と鶏糞を混ぜて酸度調整をしました。

 ついでに紹介しますと、鉢は「とんでもないポット」でおなじみのスリット鉢です。
 この鉢は大変よく考えて作られていて、根詰り防止、サークリング現象防止の画期的な鉢ということで、苗木生産業者の間では広く使われているんですよね。実は以前に妻が購入したバラの苗がこの鉢に植えられていて、「植え替えたし、もういらんわ。」と廃棄していたものを、私が試しに使ってみたら驚きの成績だったので、前回の植え換え時に全部これに統一しました。

 ネットの情報によれば、植物の根が角に集まる性質を利用し、8角形の形と側面に施した約1ミリの段差によって根を下に誘導して横に回りにくくし、鉢底のスリットで排水性・通気性をUPして、根に酸素を行き渡らせることで新しい根の発生を促しているそうです。

こんな感じで根が下にまっすぐ伸びて絡まないんです。排水性と通気性も抜群。

 さて、実際の植え替え作業の手順は次の通り。

先ずは鉢底に軽石を入れ、前述の用土を投入。
そこへ根鉢をほぐし、土を落としたあじさいの株を植え替えていきます。

 今回は根がそこまで回っていないものが多かったので、同じ鉢に土だけ入れ替えて植え直しました。このスリット鉢は耐久性にも優れていますので、次回の植え替え時まで充分に持ちそうです。

やれやれ、やっとできました。今回植え替えた数は全部で16鉢でした。

 朝からやってほぼ1日かかりましたけど、がんばりました。(^^;)


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