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1月26日_窓を開けて

【140字小説】
冬の陽が差し電気はつけずとも部屋は明るい。私は乾燥する手にハンドクリームを丁寧に塗り、頬に触れた。じわり暖かくなる頬と、ぬくい部屋の中、私の心も段々暖かくなる。空気の入れ替えにと、暖房を消し窓を開けて直接陽を浴びる。自然、私の顔は上を向く。明るさと暖かさとほんの少しの冷気が幸せ。

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