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1219_みぞれ

【140字小説】
しんとした空気の晴天の朝に、みぞれが降っていた。雪だと喜んだ妻が起き抜けに家を飛び出し、
あれから1年が経つ。曇天でもなく晴れで、雪でもなくみぞれが降ったのはその日から1年ぶりだろうか。玄関に妻がいた。鼻を赤くして美しく笑うので私は、今日も淹れていたカフェオレを手渡して、私も笑う。

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